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安藤有益 あんどう ゆうえき

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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

安藤有益 あんどう-ゆうえき

1624-1708 江戸時代前期の和算家,暦学者。
寛永元年生まれ。今村知商(ちしょう),島田貞継(さだつぐ)にまなぶ。陸奥(むつ)会津(あいづ)藩(福島県)藩主保科正之(ほしな-まさゆき)につかえる。勘定役,普請奉行などをつとめ,領内の田畑の測量,猪苗代湖の治水,米価の計算などをおこなう。知商著「竪亥録(じゅがいろく)」の注釈書「竪亥録仮名抄」,魔方陣を解説した「奇偶方数」をあらわし,暦の研究にもすぐれた。宝永5年6月25日死去。85歳。出羽(でわ)最上(もがみ)郡(山形県)出身。通称は市兵衛。著作はほかに「長慶宣明暦(ちょうけいせんみょうれき)算法」など。

安藤有益 あんどう-あります

あんどう-ゆうえき

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

安藤有益
あんどうゆうえき
(1624―1708)

江戸初期の数学者。数学を島田貞継(さだつぐ)と今村知商(ちしょう)に習い、今村の『竪亥録(じゅがいろく)』(1639)を解説した『竪亥録仮名抄』(1662)を刊行する。三十方陣までの魔方陣(まほうじん)を示した『奇偶方数』(1697)や、多くの暦に関する著作がある。会津藩主の保科正之(ほしなまさゆき)に仕え、猪苗代(いなわしろ)湖や飯豊山(いいでさん)などの測量に従事した。保科に仕えたのは、測量や勘定方(かんじょうがた)に関係したためばかりでなく、改暦事業にも関係したためらしい。俸禄(ほうろく)は200石のときもあり、またときには家禄没収ということもあった。[下平和夫]

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世界大百科事典内の安藤有益の言及

【竪亥録】より

…今村は,その翌年に数学の公式をすべて歌になおしてまとめた《因帰算歌》を出版した。《竪亥録》は弟子の安藤有益により詳しく解説され,《竪亥録仮名抄》(1662)と題されて出版された。【下平 和夫】。…

【長暦】より

…これが最初に著された長暦である。次いで会津の算学者安藤有益は1687年に《本朝統暦》を刊行した。期間は同じであるが日月食の推算までを加え,全部を宣明暦法によって計算した。…

【魔方陣】より

…日本に輸入された楊輝の方陣は,これらの特徴は忘れられた。日本では関孝和,安藤有益(1624‐1708),田中由真(1651‐1719)らの方陣の研究が著しい。みな親子方陣の一般的規則を与えたものである。…

※「安藤有益」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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