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安藤東野 あんどうとうや

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

安藤東野
あんどうとうや

[生]天和3(1683).1.28.
[没]享保4(1719).4.13.
江戸時代中期の古学派の儒学者。荻生徂徠に学ぶ。甲州柳沢氏に仕え,詩文,音律にすぐれる。著書『東野遺稿』。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

安藤東野 あんどう-とうや

1683-1719 江戸時代中期の儒者。
天和(てんな)3年1月28日生まれ。中野撝謙(ぎけん),荻生徂徠(おぎゅう-そらい)にまなぶ。徂徠の最初のころの弟子で,蘐園(けんえん)学派の勢いをたかめた。のち柳沢吉保(よしやす)につかえる。詩文にすぐれ,没後に「東野遺稿」が刊行された。享保(きょうほう)4年4月13日死去。37歳。下野(しもつけ)(栃木県)出身。本姓は大沼。名は煥図(かんと)。字(あざな)は東壁。通称は仁右衛門

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世界大百科事典 第2版の解説

あんどうとうや【安藤東野】

1683‐1719(天和3‐享保4)
江戸中期の儒者,漢詩人。名は煥図(かんと)。字は東壁。通称は仁右衛門。下野(しもつけ)那須の人。早くから江戸に出て儒学を学び,柳沢吉保に仕えた。同じく柳沢家に仕えていた荻生徂徠に1706年(宝永3)ころ入門し,以後徂徠が儒学界に名声を確立してゆくのをかたわらにあってよく助けた。山県周南と並んで徂徠のもっとも古くからの門人で,やがて18世紀中期に全盛期を迎える古文辞派(徂徠学派)の漢詩人たちの先輩格に当たる。

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大辞林 第三版の解説

あんどうとうや【安藤東野】

1683~1719) 江戸中期の儒学者。名は煥図、字は東壁。荻生徂徠の初期の詩文の門人。著「東野遺稿」など。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

安藤東野
あんどうとうや
(1683―1719)

江戸中期の儒者、漢詩人。名は煥図(かんと)、字(あざな)は東壁、号は東野、通称を仁右衛門。黒羽藩の藩医大沼玄佐の子として下野(しもつけ)国(栃木県)那須(なす)に生まれる。幼くして安藤氏の養子となり江戸に移る。初め中野(なかのきけん)(1667―1720)に学び、のち荻生徂徠(おぎゅうそらい)に入門し、儒者となった。甲府侯柳沢吉保(よしやす)に仕えたが、1711年(正徳1)29歳で病のため辞職した。山県周南(やまがたしゅうなん)とともに徂徠の最初期の門人で、徂徠の提唱した古文辞(こぶんじ)が流行したのは、東野と周南の活躍によるところが大きいといわれる。享保(きょうほう)4年4月13日没。享年37。貧しく子もなかったので、友人によって浅草の福寿院に葬られた。没後30年、『東野遺稿』(1749)が刊行された。[揖斐 高]
『松下忠著『江戸時代の詩風詩論』(1969・明治書院)』

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