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官符衆徒 かんぷのしゅと

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

官符衆徒
かんぷのしゅと

奈良興福寺衆徒 (僧兵) の称。興福寺別当,権別当,三綱が官符で補任されるためこの名で呼ばれる。衆徒のうちで 20人が4年を1期とし,官符衆徒あるいは衆中と呼ばれて,興福寺で警察権の執行にあたった。

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デジタル大辞泉の解説

かんぷ‐しゅと〔クワンプ‐〕【官符衆徒】

室町時代、奈良興福寺の衆徒の代表機関である衆中(20名)のこと。官符によって任命される興福寺別当・権別当・三綱の被官であったところからいう。寺中の兵力の中心であった。

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世界大百科事典内の官符衆徒の言及

【僧兵】より

… ところが南北朝内乱期を境として,僧兵の様相に変化がみられた。すなわち〈武門一行之衆徒〉として,延暦寺に〈大名山徒〉,興福寺に〈官符衆徒〉等が現れ,寺内・寺領の保全を任務として,しだいに寺内で権勢を握るようになった。そして室町時代以降の相次ぐ戦乱下に,次々と寺領を失った諸大寺にとり,もはや多数の僧侶を擁することは不可能となり,その一方で大和筒井氏のような,〈官符衆徒〉より戦国大名に成長する法体の武将の活動の陰で,僧兵は寺内に存続する基盤と存在理由を喪失した。…

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