出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
… 以上のように,コレステロールは生体内で重要な役割を果たすが,血漿コレステロールが過剰になると動脈硬化をひき起こす。臨床医学では家族性高コレステロール血症が注目されている。この病気はLDL受容体が先天的・遺伝的に不足あるいは欠損しているために,正常人の血漿コレステロール値が130~240mg/dlであるのに対して,ホモ接合体では650~1000mg/dl,ヘテロ接合体では270~550mg/dlときわめて高値となり,コレステロールは種々の組織に沈着して早期に動脈硬化をひき起こし,心臓疾患などの原因となる。…
※「家族性高コレステロール血症」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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