寧楽美術館（読み）ネイラクビジュツカン

デジタル大辞泉

ねいらく‐びじゅつかん〔‐ビジユツクワン〕【寧楽美術館】

奈良県奈良市、依水園内にある美術館。昭和44年（1969）開館。中国銅器・陶磁器などを収蔵している。ならびじゅつかん。
[補説]「寧楽」は「奈良なら」の古い表記の一。奈良県立美術館との混同を避けるため、「ねいらく」としている。

出典　小学館

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

寧楽美術館
ねいらくびじゅつかん

皇紀 2600年記念事業に協賛するため，海運業を営んだ中村準策が，1940年奈良市水門町の依水園に設立。第2次世界大戦中にその収集作品の大半を失ったが，58年6月中国，朝鮮の美術工芸品約 2000点で再発足。 69年に美術品の展示館が完成。古代中国青銅器約 140点，漢鏡約 50点，中国古銅印約 2200点，高麗，朝鮮王朝の陶磁器約 300点，中国法帖・碑帖，中国と日本の陶磁器，書画などを所蔵。田能村竹田『亦復一楽帖』 (重文) を含む。

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ねいらくびじゅつかん 【寧楽美術館】

奈良県奈良市にある美術館。昭和44年(1969)創立。実業家の中村家からの寄贈をうけて開設。古代中国の青銅器や東洋の陶磁器などを収蔵・展示する。国指定名勝依水園内にある。◇「寧楽」は奈良の古い表記。
URL：http://www.isuien.or.jp/
住所：〒630-8208 奈良県奈良市水門町74 依水園
電話：0742-25-0781

出典　講談社