尊円入道親王(読み)そんえんにゅうどうしんのう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「尊円入道親王」の解説

尊円入道親王 そんえんにゅうどうしんのう

1298-1356 鎌倉-南北朝時代,伏見天皇皇子
永仁(えいにん)6年8月1日生まれ。延慶(えんきょう)3年親王となり,応長元年出家し,青蓮院(しょうれんいん)門跡(もんぜき)となる。4度天台座主(ざす)をつとめた。和歌のほか書をよくし,青蓮院流(御家流)をひらいた。延文元=正平(しょうへい)11年9月23日死去。59歳。俗名は守彦,尊彦。通称は大乗院宮。編著に「入木(じゅぼく)抄」「門葉記」など。
格言など】一切の事,其(その)理二は候わず。そのさとりひとつにて候(「入木抄」)

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山川 日本史小辞典 改訂新版 「尊円入道親王」の解説

尊円入道親王
そんえんにゅうどうしんのう

1298.8.1~1356.9.23

伏見天皇の第6皇子。母は三善俊衡の女。名は尊彦。法名は尊円。天台座主・青蓮院門跡・四天王寺別当を歴任。世尊寺行房・同行尹(ゆきただ)に書法を学び,みずからも小野道風(みちかぜ)・藤原行成(ゆきなり)などの上代様と,南宋張即之(ちょうそくし)の書風を加え,平明高雅な独自の書風を確立尊円流(青蓮院流)は,江戸時代に御家流として一大書流をなした。その書道観を集大成して「入木抄(じゅぼくしょう)」を著す。代表筆跡「大覚寺結夏衆僧名単」。

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旺文社日本史事典 三訂版 「尊円入道親王」の解説

尊円入道親王
そんえんにゅうどうしんのう

1298〜1356
鎌倉末期〜南北朝期の代表的能書家
伏見天皇の第6皇子。1311年青蓮院 (しようれんいん) 門跡,'31年天台座主となる。書にすぐれ,世尊寺流に宋風を加味した青蓮院流をおこした。『入木抄』『鷹巣帖』を著した。

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367日誕生日大事典 「尊円入道親王」の解説

尊円入道親王 (そんえんにゅうどうしんのう)

生年月日:1298年8月1日
鎌倉時代後期;南北朝時代の僧
1356年没

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