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小宇宙 しょううちゅうmikrokosmos

5件 の用語解説(小宇宙の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

小宇宙
しょううちゅう
mikrokosmos

大宇宙 makrokosmosの対概念。構造上宇宙と1対1の対応関係をもつとされるかぎりでの人間をいう。自己自身の魂により動かされる人間という観念は世界霊魂の思想と密接に連関しており,西洋ではすでにソクラテス以前 (特にデモクリトス) に見出され,人間の本性から宇宙の本性を認識するという思想が生じた。この思想はさらに新プラトン派により広められ,グノーシス派,キリスト教神学,ヘブライ神秘主義,ルネサンスの自然哲学 (パラケルススら) と継承された。全体と部分の関係を類比としてとらえる方法は宇宙論の発展に寄与しただけでなく,天文学そのほかの諸科学にも基礎的な視点を与えた。のちライプニッツは単子論で人間と宇宙の関係を類比的に考察し,ロッツェは"Mikrokosmos"と題する知識と実在についての大著を著わした。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉の解説

しょう‐うちゅう〔セウウチウ〕【小宇宙】

人間のこと。人間と宇宙とに類比関係があると考える立場から、宇宙を大宇宙としたのに対していう。ミクロコスモス
銀河2

出典|小学館
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百科事典マイペディアの解説

小宇宙【しょううちゅう】

銀河

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
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大辞林 第三版の解説

しょううちゅう【小宇宙】

銀河
宇宙の部分でありながら、全体と同様のまとまりや構造を備えたもの。特に、人間を宇宙と類比的なものと考えて呼ぶ。ミクロコスモス。

出典|三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

小宇宙
しょううちゅう

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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世界大百科事典内の小宇宙の言及

【宇宙】より

…ウーシアはイデアたる〈真実有〉であり,コーラは質料,素材に相当する〈空間〉である。もう一つプラトンに特徴的な発想は,こうした宇宙を大宇宙(マクロコスモスmacrocosm)としたときに,人間はそれと対比をもつ小宇宙(ミクロコスモスmicrocosm)として把握されている点であって,そのことはまたプラトンにあっては,宇宙は一つの有機体として生き生きと活動する概念であったともいえる(例えば《ファイドロス》におけるプラトンは,宇宙を〈戦車〉にたとえ,それを御するものとしてゼウスを擬している)。 こうした古代的宇宙観は,唯一の世界創造者としての創造主概念を強力にもつユダヤ・キリスト教の展開とともに,限定付きで受けとられた。…

【銀河】より

…このため,銀河系外星雲extragalactic nebulaと呼んで輝線星雲,散光星雲,惑星状星雲などの銀河系内星雲と区別される。また,その大規模に密集した恒星系のようすを表して,島宇宙とか小宇宙と呼んだこともある。天の川,つまり銀河がわれわれの銀河系の全体構造を反映していることと,夜空での見かけが淡い乳色状の塊であることから,銀河またはギャラクシーgalaxyの名が与えられるようになった。…

※「小宇宙」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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