小林富次郎(読み)コバヤシ トミジロウ

20世紀日本人名事典 「小林富次郎」の解説

小林 富次郎
コバヤシ トミジロウ

昭和期の実業家 ライオン名誉会長。



生年
明治32(1899)年12月23日

没年
平成4(1992)年7月18日

出身地
東京

旧姓(旧名)
小林 喜一

学歴〔年〕
慶応義塾大学〔大正12年〕卒,ロンドンスクールオブエコノミック〔大正15年〕卒

主な受賞名〔年〕
実業精励功労者〔昭和31年〕,藍綬褒章〔昭和32年〕,勲三等瑞宝章〔昭和45年〕

経歴
大正12年に創業3代目としてライオン歯磨本舗(現・ライオン)に入社。昭和10年には社長に就任し、ホワイトライオンや整髪料バイタリスなどの人気商品を育て上げたほか、医薬品などの他部門にも積極的に進出、多角化を推し進めた。また、歯の衛生週間中に行われている学童歯磨訓練大会を全国規模に広げるなど、保健衛生の普及にも尽力した。


小林 富次郎(2代目)
コバヤシ トミジロウ

明治・大正期の実業家



生年
明治5年(1872年)

没年
昭和33(1958)年11月20日

出生地
埼玉県与野

学歴〔年〕
松村学舎卒

主な受賞名〔年〕
緑綬褒章〔昭和15年〕「産業功労」

経歴
明治13年初代小林富次郎の養嗣子となり、17年金港堂書店に入り、2年後大阪転勤。26年小林商店に入り養父と石けん製造販売を始め、27年獅子印ライオン歯磨を製造、43年養父死去で店を継ぎ、大正7年株式会社に改め社長となった。昭和10年相談役。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「小林富次郎」の解説

小林富次郎(初代) こばやし-とみじろう

1852-1910 明治時代の実業家。
嘉永(かえい)5年生まれ。明治24年石鹸(せっけん)とマッチ取次店の小林富次郎商店(のち小林商店)をおこす。歯磨き粉の国産化に成功し,29年「ライオン歯磨」と命名して販売。のち中国の天津,上海にも支店をもうけた。明治43年11月13日死去。59歳。武蔵(むさし)与野(埼玉県)出身

小林富次郎(3代) こばやし-とみじろう

1899-1992 昭和時代経営者
明治32年12月23日生まれ。2代小林富次郎の長男。大正12年小林商店(のちのライオン歯磨)に入社。昭和10年社長,42年会長。55年にライオン油脂と合併,ライオンと改称し,花王とならぶ生活用品の総合メーカーに発展させた。平成4年7月18日死去。92歳。東京出身。慶大卒。初名は喜一。

小林富次郎(2代) こばやし-とみじろう

1872-1958 明治-昭和時代前期の実業家。
明治5年4月8日生まれ。初代の養子となり,明治26年小林富次郎商店にはいる。大正7年小林商店(のちのライオン歯磨)に改組して社長となり,8年石鹸(せっけん)部門を分離してライオン石鹸を設立。昭和33年11月20日死去。86歳。埼玉県出身。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

367日誕生日大事典 「小林富次郎」の解説

小林 富次郎(3代目) (こばやし とみじろう)

生年月日:1899年12月23日
昭和時代の経営者。ライオン社長
1992年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

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