デジタル大辞泉
「届ける」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
Sponserd by 
とど・ける【届】
- 〘 他動詞 カ行下一段活用 〙
[ 文語形 ]とど・く 〘 他動詞 カ行下二段活用 〙 - ① 品物などを先方に持って行く。相手の所に着くようにする。
- [初出の実例]「願はくは、送護法迎護法となりて、奥州まで相違なくとどけ給へとぞ祈りける」(出典:義経記(室町中か)七)
- ② 注意して聞いて、受け入れる。聞きとどける。承知する。また、約束などを果たす。
- [初出の実例]「女が顧が云ことをきいてととけたぞ」(出典:玉塵抄(1563)四六)
- 「ヤクソクヲ todoquru(トドクル)〈訳〉約束を実行する」(出典:日葡辞書(1603‐04))
- ③ 最後までやり通す。
- [初出の実例]「始終をととくるは賢人ぞ」(出典:京大二十冊本毛詩抄(1535頃)一)
- 「ゴヲキテヲ タモチ todoquru(トドクル)〈訳〉この掟を固く守り続ける」(出典:日葡辞書(1603‐04))
- ④ 役所・学校・会社の上司などに申し出る。届けを出す。
- [初出の実例]「公義の御諚なり。〈略〉ひらに止め給へ。それさもなくは、町中として届(トド)け侍べらん」(出典:仮名草子・浮世物語(1665頃)一)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
Sponserd by 