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屏風ヶ浦 びょうぶがうら

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

屏風ヶ浦
びょうぶがうら

千葉県北東部,銚子市南部の海岸。九十九里浜の北端刑部岬(ぎょうぶみさき)に続く約 10kmの海岸で,高さ 50mの絶壁をなす。下総台地海食により形成された断崖下層新第三紀層の凝灰岩中層砂質の成田層,上層関東ローム層からなる。近年,海岸浸食を防ぐ工事が進められている。水郷筑波国定公園に属する。

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デジタル大辞泉の解説

びょうぶ‐が‐うら〔ビヤウブ‐〕【屏風ヶ浦】

千葉県北東端、銚子市南岸から旭市飯岡にかけての太平洋岸。浸食の多い海岸として知られ、海食を受けてできた高さ40~50メートルの断崖が10キロメートルにわたって続く。水郷筑波国定公園の一部。名の由来は、東側の銚子半島方面からは屏風を立てたように見えることから。

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日本の地名がわかる事典の解説

〔千葉県〕屏風ヶ浦(びょうぶがうら)


千葉県北東部、銚子(ちょうし)半島南岸の名洗(あらい)港付近から西に刑部(ぎょうぶ)岬まで約10kmにわたって続く断崖(だんがい)海岸。凝灰(ぎょうかい)岩・ローム層などが海食され高さ約40~50mの断崖をなす。水郷筑波(すいごうつくば)国定公園に属する。2011年(平成23)3月の東北地方太平洋沖地震による津波では大被害を受けた。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

屏風ヶ浦
びょうぶがうら

千葉県北東部、銚子(ちょうし)市名洗(なあらい)から旭(あさひ)市刑部岬(ぎょうぶざき)に至る海食崖(がい)。高さ40~50メートルの断崖が10キロメートルにわたって続き、雄大な海岸景観を呈し、イギリスのドーバー海峡に臨む白亜の断崖に対比される。第三紀凝灰質泥岩に第四紀砂質の成田層が重なり、最上部は関東ローム層が堆積(たいせき)し、赤褐色の地層の配置が鮮明である。太平洋の荒波を直接受けて海岸侵食が著しく、年平均70センチメートルの割合で海岸線が後退し、現在消波ブロック投入による護岸工事が行われている。断崖上は平坦(へいたん)になっておりキャベツ畑が広がり、犬吠埼(いぬぼうさき)とを結ぶ銚子ドーバーラインも通じる。渡海(とかい)神社境内のタブ、シイ、ツバキなど常緑広葉樹の極相林は県指定天然記念物である。水郷筑波(すいごうつくば)国定公園の一部。[山村順次]

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