デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「山崎豊」の解説
山崎豊(2) やまざき-ゆたか
嘉永(かえい)元年生まれ。山崎八峰(やつお)の次男。山崎一郎の弟。遠江(とおとうみ)(静岡県)掛川藩校教養館にまなぶ。慶応4年父・兄とともに遠州報国隊にはいり,東征大総督にしたがって江戸入りした。明治2年招魂社社司となり,兵部省出仕をへて熊本鎮台に勤務,明治9年11月24日神風連の乱で戦死。29歳。遠江出身。
山崎豊(1) やまざき-ゆたか
天保(てんぽう)2年11月18日生まれ。生家は代々の菓子商で,慶応3年武蔵(むさし)川越藩(埼玉県)御用達となる。明治8年同志とともに志義学校を創立。11年埼玉県最初の銀行川越第八十五国立銀行の設立発起人となり,25年頭取。また29年川越貯蓄銀行を創設した。明治45年2月27日死去。82歳。