山崎豊(読み)やまざき ゆたか

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「山崎豊」の解説

山崎豊(2) やまざき-ゆたか

1848-1876 幕末-明治時代神職,軍人
嘉永(かえい)元年生まれ。山崎八峰(やつお)の次男山崎一郎の弟。遠江(とおとうみ)(静岡県)掛川藩校教養館にまなぶ。慶応4年父・兄とともに遠州報国隊にはいり,東征大総督にしたがって江戸入りした。明治2年招魂社社司となり,兵部省出仕をへて熊本鎮台に勤務,明治9年11月24日神風連の乱で戦死。29歳。遠江出身。

山崎豊(1) やまざき-ゆたか

1831-1912 幕末-明治時代の商人,銀行家
天保(てんぽう)2年11月18日生まれ。生家代々の菓子商で,慶応3年武蔵(むさし)川越藩(埼玉県)御用達となる。明治8年同志とともに志義学校を創立。11年埼玉県最初の銀行川越第八十五国立銀行の設立発起人となり,25年頭取。また29年川越貯蓄銀行を創設した。明治45年2月27日死去。82歳。

山崎豊(3) やまざき-ゆたか

1900-1981 大正-昭和時代の日本画家。
明治33年9月15日生まれ。竹内栖鳳(せいほう)にまなび,大正8年帝展に初入選。昭和9年川端竜子に入門し,青竜社展に出品。13年青竜社社人。41年同社解散後は無所属。昭和56年死去。81歳。京都出身。号は滴翠作品に「醍醐」「金堂」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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