山登検校(読み)やまとけんぎょう

百科事典マイペディア 「山登検校」の意味・わかりやすい解説

山登検校【やまとけんぎょう】

山田流箏曲家。山田流御三家の家柄の一つである山登家の初代江戸生れ。名は松和一。本名高木清吉。山田検校の筆頭弟子として早くから頭角現し,山田検校没後は同流の指導的立場にあった。《春日詣(かすがもうで)》《新七草》などを作曲。平曲家でもあった。

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世界大百科事典(旧版)内の山登検校の言及

【山登派】より

…失明して山田検校に師事,都名(いちな)を松和一と名のる。1812年(文化9)山登検校となる。山田検校の筆頭弟子として出藍の誉れが高かったが,師の没後,その姓を継がず,終生山登で通した。…

※「山登検校」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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