岩屋神社(読み)いわやじんじや

日本歴史地名大系 「岩屋神社」の解説

岩屋神社
いわやじんじや

[現在地名]山科区大宅中小路町

音羽おとわ山南西麓、大宅御所おおやけごしよ山を背に鎮座し、岩屋大明神とも称する。祭神天忍穂耳あまのおしほみみ命・栲幡千千姫たくはたちぢひめ命・饒速日にぎはやひ命。本殿背後の山中に、陰巌・陽巌と称する大きな岩石が二個ある。社伝は宇多天皇時代の創建といい、治承年間(一一七七―八一)焼失、弘長二年(一二六二)再建という(宇治郡名勝誌)。旧郷社。「山州名跡志」に「岩屋明神社 在同所(大宅村)東山下、一鳥居 南向石柱 在街道東方、額 正一位石屋大明神堅額 新筆有古額牧社中 社西向祭社記未詳、同社南北ニ小祠アリ 北山王・南八幡、土人為産沙神例祭 九月九日、神輿三基アリ。祭日遷幸ノ旅所大塚村路傍ノ西ニアリ」、「山城名跡巡行志」に「岩屋大明神 (中略)大宅・大塚・日岡・蹴上等共ニ祭」、「拾遺都名所図会」に「巌屋明神社 山科大宅村のひがしにあり。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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