デジタル大辞泉 「崇める」の意味・読み・例文・類語 あが・める【▽崇める】 [動マ下一][文]あが・む[マ下二]1 きわめて尊いものとして敬う。崇敬する。「救世主と―・める」2 大事に扱う。寵愛ちょうあいする。「昨日まで高き親の家に―・められかしづかれし人の娘の」〈源・若菜上〉→敬う[用法][類語]尊敬・敬う・尊ぶ・仰ぐ・敬する・畏敬・崇拝・敬愛・慕う・敬慕・敬仰・景仰・崇敬・私淑・傾倒・心酔・心服・敬服 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「崇める」の意味・読み・例文・類語 あが・める【崇】 〘 他動詞 マ行下一段活用 〙 [ 文語形 ]あが・む 〘 他動詞 マ行下二段活用 〙① 尊いものとして扱う。尊敬する。敬う。[初出の実例]「敬(ゐや)び重(アカメ)たまふこと、特(こと)に異(け)なり」(出典:日本書紀(720)皇極三年正月(岩崎本訓))「この宮には仏法をさへあがめ給て」(出典:大鏡(12C前)三)② 寵愛する。だいじに扱う。大切にする。[初出の実例]「故に、汝(いまし)本より朕が心腹(こころ)為(た)り。愛寵(めぐみアガムル)情、比(たぐひ)を為(す)べからず」(出典:日本書紀(720)舒明即位前(北野本訓))③ 言葉を、目上の人に対して用いるのにふさわしい、ていねいな言い方にする。[初出の実例]「『ヲノノエヲ イッポンクダサレバ イチゴノゴヲント ゾンジョウズル』ト コトバヲ agame(アガメ)」(出典:天草本伊曾保(1593)山と杣人の事) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例