心酔(読み)シンスイ

デジタル大辞泉 「心酔」の意味・読み・例文・類語

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精選版 日本国語大辞典 「心酔」の意味・読み・例文・類語

しん‐すい【心酔】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ある物事に心を奪われ、熱中すること。夢中になってそれにふけること。
    1. [初出の実例]「是を聴人そぞろに心酔(シンスイ)して」(出典:授業編(1783)四)
  3. ある人に感服して心から尊敬すること。深く心を傾けてその人を信ずること。その人にほれ込むこと。
    1. [初出の実例]「余不覚心酔其為有徳之人矣」(出典:南郭先生文集‐三編(1745)七)
    2. 「荷風は外遊前にはゾラに心酔してゐたが」(出典:風俗小説論(1950)〈中村光夫〉近代リアリズムの変質)
    3. [その他の文献]〔列子‐黄帝〕

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普及版 字通 「心酔」の読み・字形・画数・意味

【心酔】しんすい

すっかり感心する。〔荘子、応帝王〕り、季咸と曰ふ。人の死生存壽夭(じゆえう)を知り、するに旬日を以てすること、(ごと)し。~列子之れを見て心す。

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