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工業簿記 こうぎょうぼき manufacturing bookkeeping

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

工業簿記
こうぎょうぼき
manufacturing bookkeeping

製造業の会計処理に適用される複式簿記のこと。製造業では営業活動 (仕入活動と販売活動) と経営活動 (生産活動) とがあり,営業活動に関する会計処理はいわゆる商業簿記でこと足りるが,経営活動に関する会計処理は工場内の各部門で製品を生産するために生産活動を行なって消費した材料費,労務費および経費をさらに製品別に集計する原価計算から情報を得ないかぎり合理的な処理は不可能である。

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デジタル大辞泉の解説

こうぎょう‐ぼき〔コウゲフ‐〕【工業簿記】

工業を営む企業に適用される簿記。購買・販売および財務に関する外部取引を対象とするほか、製造過程に関する内部取引をも記録・計算する。

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世界大百科事典 第2版の解説

こうぎょうぼき【工業簿記】

企業の会計は複式簿記により行われるが,企業の業種により簿記の内容が異なる。工業簿記は,工企業に適用される複式簿記であり,銀行簿記農業簿記などとともに応用簿記の一種である。商業を営む企業では,商品を仕入れて販売する。つまり購買活動と販売活動がおもな業務活動である。これに対し工業を営む企業では,材料,労働力,機械・設備,電力など種々の財貨や用役を購入し,これらを消費して製品を製造し販売する。したがって工企業は,購買活動と販売活動のほかに,商企業にはない経営内部で行われる生産活動という内部活動をもつ。

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大辞林 第三版の解説

こうぎょうぼき【工業簿記】

製造工業での会計処理に適用される応用簿記。原料の仕入れから加工,製品の販売に至るまでの会計を扱う。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

工業簿記
こうぎょうぼき

工企業もしくは製造業に適用される応用簿記の一つ。簿記の基本型である商業簿記と比較して、次のような特徴がある。
(1)期間計算である簿記と対象計算である製品製造原価計算とが互いに補完しあって、有機的に結果を算出していくことを原則とする。
(2)工企業の外部取引だけでなく内部取引をも記帳の対象とする。
(3)商業簿記における棚卸資産が主として商品であるのに対して、工業簿記では材料、仕掛品、製品などがその代表例である。
 このような工業簿記を多様な形態をもつ諸企業に適用していく場合、本来的には、帳簿組織から独立して実施される原価計算を有機的かつ合理的に結合させるシステムを設計しなければならない。日本では、この本格的な工業簿記を「完全工業簿記」とよんでいる。これに対して、オーソドックスな原価計算は実施せずに商業簿記の記録計算方式をそのまま工企業に適用したような工業簿記を「商的工業簿記」とよんでいるが、これは不完全な工業簿記である。工企業の主たる活動は、製品製造に必要な材料や労働力その他のサービスの購買活動、製品を実際に生産する製造活動、完成した製品を外部に引き渡す販売活動の三つに分けることができる。このうち購買活動と販売活動とは、外部活動あるいは外部取引ともよばれ、商企業とほぼ同様の記録計算をする対象であるが、製造活動は内部活動あるいは内部取引とよばれ、工企業独特の記録計算対象である。
 工業簿記では、材料費、労務費、経費の形態別3分類を基礎として、直接費と間接費の機能別分類を組み合わせ、さらに原価算定に必要な部門の諸勘定や製造勘定(あるいは仕掛品勘定)を使用し、最終的な完成品原価を製品勘定に振り替える、といった勘定の流れに、他の簿記と異なった特徴がある。[東海幹夫]
『日本原価管理士会編、三代沢経人・柳田仁監修『工業簿記の基礎』新版(2005・同文舘出版) ▽前川邦生監修、井上行忠著『演習 工業簿記』(2006・創成社)』

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