出生体重の非常に大きい新生児をいう。普通は出生体重4000g以上のものを指す。日本における頻度は約3%である。予定日を超えた出産に多いとは限らず,大部分は予定日前後に生まれた満期産児である。原因は不明であるが,身長・体重の大きい母親から生まれることが多く,巨大児が生まれると次の子どもも巨大児になる傾向がある。糖尿病の母親の子どもは巨大児が多い。巨大児は難産になりやすく,腕神経麻痺,骨折,頭血腫などの分娩外傷を受けたり,仮死状態で生まれることも多く,正常出生体重児と比べると周産期死亡率は高い。巨大児の分娩のときは帝王切開が必要になることもある。巨大児の出生後の発育はいろいろで,標準以上の発育が続くことも,成長するにしたがって標準に近づくこともある。
執筆者:奥山 和男
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