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市川鰕十郎(初代) いちかわ えびじゅうろう

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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

市川鰕十郎(初代) いちかわ-えびじゅうろう

1777-1827 江戸時代後期の歌舞伎役者。
安永6年生まれ。4代市川団蔵に入門し,寛政元年市川市蔵として大坂で初舞台。文化6年から江戸で出演,12年7代市川団十郎の門弟となり鰕十郎を名のる。実悪(じつあく),老役(ふけやく)を得意とし,立ち回りや早替わりにもすぐれた。文政10年7月16日死去。51歳。俳名は新升。屋号は播磨(はりま)屋。

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朝日日本歴史人物事典の解説

市川鰕十郎(初代)

没年:文政10.7.16(1827.9.6)
生年:安永6(1777)
江戸中・後期の歌舞伎役者。俳名新升。屋号播磨屋。4代目市川団蔵の門弟。市川市蔵の名で子供芝居,中芝居で修業し,23歳の冬,大坂中の芝居に立役二枚目として初舞台を踏む。おいおい昇進したが,32歳のとき師団蔵が死去。以後姓を市ノ川と改め,34歳で江戸森田座に下った。容姿,音調,技力に優れた彼は江戸の気風にも合い,実悪上上吉となる。39歳のとき7代目市川団十郎と師弟契約し,市川鰕十郎と改名。その冬帰坂,以後3代目中村歌右衛門と一座して「有職鎌倉山」の三浦荒次郎など数々の名演を残した。彼の演技があまりに憎々しく,客が物を投げつけたところ,「敵役の本望」とこれを押し戴いたという逸話がある。鰕十郎の名跡は昭和初年まで続き,6代を数えた。

(青木繁)

出典|朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版
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