師法(読み)シホウ

デジタル大辞泉 「師法」の意味・読み・例文・類語

し‐ほう〔‐ハフ〕【師法】

人が従い守るべき事柄。また、師から教えられた事柄。

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精選版 日本国語大辞典 「師法」の意味・読み・例文・類語

し‐ほう‥ハフ【師法】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 学問宗教芸道などにおいて、人々が従い守るべきことがら。また、師から教えられた法。
    1. [初出の実例]「夫仏法之隆汚。系乎師法。屋宇之興廃。属乎有司」(出典空華集(1359‐68頃)一二・送悰上人帰京詩序)
    2. [その他の文献]〔荀子‐性悪〕
  3. 手本とすること。師として従うこと。
    1. [初出の実例]「僉師法晩唐、深造巧妙」(出典:日本詩史(1771)二)

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普及版 字通 「師法」の読み・字形・画数・意味

【師法】しほう(はふ)

師から伝授された法。〔漢書、李尋伝〕書を治め、張孺・中と師を同じうす。中等師法を守りて授す。獨り洪範災異を好む。

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改訂新版 世界大百科事典 「師法」の意味・わかりやすい解説

師法 (しほう)
shī fǎ

中国において,師から弟子へと伝授される学問の流儀一家をかまえた学問の流儀であるので家法ともよばれる。漢代の経学,とくに今文学においてやかましくいわれ,太学五経博士はすべてこれをもって教授した。弟子には師説墨守がもとめられたが,おのずから分派が生じ,あらたな師法,家法が形成された。史書の《史記》と《漢書》も,元来は師法によって伝授されたという。
家学
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