師法(読み)シホウ

世界大百科事典 第2版の解説

しほう【師法 shī fǎ】

中国において,師から弟子へと伝授される学問の流儀。一家をかまえた学問の流儀であるので家法ともよばれる。漢代の経学,とくに今文学においてやかましくいわれ,太学の五経博士はすべてこれをもって教授した。弟子には師説の墨守がもとめられたが,おのずから分派が生じ,あらたな師法,家法が形成された。史書の《史記》と《漢書》も,元来は師法によって伝授されたという。家学【吉川 忠夫】

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

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