幌延町(読み)ほろのべちよう

日本歴史地名大系 「幌延町」の解説

幌延町
ほろのべちよう

面積:五七四・五二平方キロ

昭和三五年(一九六〇)九月、天塩郡幌延村が町制施行して成立。留萌支庁北端に位置し、西は日本海に面する。北は宗谷支庁天塩郡豊富とよとみ町と同宗谷郡猿払さるふつ村、東は天塩山地北端のイソサンヌプリ山(五八一・四メートル)知駒しりこま(五二九・四メートル)を挟み宗谷支庁枝幸えさし浜頓別はまとんべつ町と中頓別なかとんべつ町に接する。南は天塩川下流の流路を境に天塩町と上川支庁中川なかがわ郡中川町に接する。町域の西部はサロベツ湿原(下サロベツ原野)で、中をサロベツ川が南流して天塩川に注ぐ。湿原の西には海岸に沿って砂丘列があり、日本海に面する。中央部は標高二五〇メートル前後の宗谷丘陵の南端部が占める。東部は南流して天塩川に注ぐ問寒別といかんべつ川が東の天塩山地と西の宗谷丘陵を開析して広い沢をつくる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「幌延町」の意味・わかりやすい解説

幌延〔町〕
ほろのべ

北海道北部の町。 1960年町制。地名はアイヌ語ホロノブ (大平原の意) に由来。東部は宗谷丘陵,西部は日本海に面し,サロベツ原野にまたがる農業地域。牧草地造成が進んで酪農が発展し,中心集落の幌延には乳製品工場が立地ペンケ沼パンケ沼を中心とする原野の一部は,74年利尻礼文サロベツ国立公園区域に指定。 JR宗谷本線,国道 40号線が通る。面積 574.10km2人口 2371(2020)。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

潮力発電

潮の干満の差の大きい所で、満潮時に蓄えた海水を干潮時に放流し、水力発電と同じ原理でタービンを回す発電方式。潮汐ちょうせき発電。...

潮力発電の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android