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干鰯問屋 ほしかどんや

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百科事典マイペディアの解説

干鰯問屋【ほしかどんや】

江戸時代,魚肥(ぎょひ)の干鰯を扱った問屋(といや)。干鰯のほか〆粕(しめかす)・鰊(にしん)粕などを取引したが,畿内(きない)では綿作の植付けが広がるにつれて魚肥の需要が伸び,1624年には大坂の永代浜(えいたいはま)に干鰯揚場(あげば)が開設され,靭島(うつぼのしま)に干鰯問屋中買が集住するようになった。

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世界大百科事典 第2版の解説

ほしかどんや【干鰯問屋】

江戸時代の魚肥の問屋兼仲買商。農業生産における魚肥の施用は戦国期に始まるが,江戸時代に入って大衆的衣料として普及した木綿の原料としての綿作の発展は,速効性にすぐれた購入肥料としての魚肥の需要を増大させ,大坂,江戸をはじめ各地に魚肥を扱う干鰯問屋が成立した。なかでも江戸前期から綿作の特産地を形成した畿内農村への魚肥の供給地として,早くから堺,尼崎に干鰯の入津がみられたが,1624年(寛永1)大坂の永代浜に干鰯揚場が開かれ,新靱,新天満,海部堀川3町を中心とする通称靱島(うつぼのしま)(現在の西区)に干鰯問屋仲買が集住するに及んで,大坂商人の一中心勢力となった。

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世界大百科事典内の干鰯問屋の言及

【干鰯】より

…イワシ,ニシン,かずのこなどを干して乾かし固めた肥料。もと漁村でイワシ類のような大量漁獲物を自給肥料としていたものを,近世になって商品作物栽培が拡大するにつれ,効力が強いうえに運送しやすいこともあって,江戸,大坂,堺などの干鰯問屋を通じて,米・綿作に用いられた。大坂周辺農村ではすでに17世紀後半には一般零細農民の間にまで普及し,ときに農民と問屋との間に代銀支払問題が起こってきた。…

※「干鰯問屋」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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