整流器で整流された直流に含まれる脈流を小さくするために用いられる電気回路。半波整流器で得られる直流は電源周波数と同じ脈流に、全波整流器では電源周波数の2倍の脈流になるので、整流回路の出力側に平滑回路をつける。平滑回路はチョークコイルとコンデンサーとを組み合わせてあり、一種の低域フィルターということができる。使用されるチョークコイルは負荷電流を増してもインダクタンスが減少しないように、空隙(くうげき)をもつケイ素鋼板に巻線したものを用いる。コンデンサーは普通電解コンデンサーを用いるが、出力電圧500ボルト以上では、油コンデンサーを使用している。
平滑回路はチョーク入力型とコンデンサー入力型とに分けられる。チョーク入力型は回路の入力側にチョークを接続し、負荷に並列にコンデンサーを接続する。チョークのインダクタンスをある値以上にとると、チョークに流れる脈流には切れ目は生ぜず、負荷の変動に伴う電圧変動は小さい。電源変圧器は小さくてすむ特長があり、全波整流器に用いられる。コンデンサー入力型はダイオードのすぐあとにコンデンサーを接続するもので、負荷が小さいと、整流電圧の最大値に近い直流電圧が得られる。しかし、負荷が大きくなるとともに電圧が急激に減少し、電圧変動率は大きい。以上の二つを基本型とするが、さらにコンデンサー入力型とチョーク入力型とを接続した平滑回路があり、これをπ(パイ)型といい、良質の直流が得られるので、広く用いられている。また、チョークコイルのかわりに抵抗を用いたものをCR型などという。CR型は、抵抗による電力損を配慮する必要がある。
[岩田倫典]
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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