デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「平盛時」の解説
平盛時(2) たいらの-もりとき
伊賀(いが)(三重県)の人。元久元年平基度(もとのり)ら伊勢(いせ)・伊賀の平氏一族とともに鎌倉幕府に対して兵をあげる。両国の守護山内首藤経俊(やまのうちすどう-つねとし)をおそって逃亡させたが,追討軍の平賀朝雅(ともまさ)に討たれた(三日平氏の乱)。元久元年4月死去。通称は雅楽助三郎。
平盛時(3) たいらの-もりとき
北条氏につかえる。寛元2年(1244)将軍九条頼経(よりつね)の辞職をつたえる使者として京都にいき,九条頼嗣(よりつぐ)を将軍とする宣旨をえて鎌倉にかえった。4年陸奥糠部(ぬかのぶ)郡(青森県)五戸(ごのへ)の地頭代となった。通称は左衛門三郎,のち新左衛門尉,三郎左衛門尉。