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幻覚薬 げんかくやく

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百科事典マイペディアの解説

幻覚薬【げんかくやく】

精神展開薬とも。服用すると幻覚をひき起こす薬で,アトロピンLSDマリファナハシーシュ大麻),メスカリンなどが有名。幻覚薬の歴史は古く,メキシコペヨーテサボテンの一種)やシベリアのベニテングダケなど,世界各地で幻覚性植物を服用して宗教的・神話的体験や病気治療の診断に用いられる例が多い。
→関連項目ミショー

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世界大百科事典 第2版の解説

げんかくやく【幻覚薬 hallucinogen】

幻覚剤ともいう。選択的に幻覚をひき起こす薬。しかし多少ともそれ以外の症状を伴う。一般に脳に働く薬(催眠薬アルコールなど)は中毒量以下でも行動異常を起こす性質をもっており,ふらつき,手の震えなどを伴うことが多いが,意識混濁とか,時間・場所などの見当づけが狂うことなしに特異的に精神異常を現す薬を精神異常発現薬psychotomimetic drugと呼ぶ。このなかの一種である精神展開薬psychedelic drugを俗に幻覚(発現)薬と称する。

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世界大百科事典内の幻覚薬の言及

【興奮薬】より

…ジメチルアミノエタノールは,脳内でアセチルコリンの原料となって中枢興奮に寄与するものと考えられている。(6)幻覚薬 幻覚,妄想および人格や感情の混乱を生ずる薬物である。メキシコ産のサボテンのアルカロイドであるメスカリン,インドタイマの成分であるテトラヒドロカンナビノール,麦角アルカロイドの誘導体であるリゼルギン酸ジエチルアミド(LSD),メキシコ産のキノコのアルカロイドであるシロシビンなどが研究されている。…

【毒】より

…部族社会で呪医(じゆい)として活動するシャーマンは,敵を〈毒殺〉する一方で,味方の治療をするためにしばしば毒キノコや幻覚作用のある植物を口にし,霊的世界と往来する例がみられる。これらの幻覚薬は新大陸でよく知られており,カリフォルニアからメキシコにかけてのインディオが使うペヨーテ,南アメリカにまで広がるチョウセンアサガオ(ともにアルカロイド毒),アマゾン流域のキントラノウ科の植物(Banisteriopsis caapi),メキシコや東北アジアにみられるシビレタケ(シロサイビン毒),テングタケ(ムスカリン毒)がその代表であろう。漁毒としても知られるタバコ汁も治療の際にシャーマンに飲まれることがある。…

※「幻覚薬」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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