コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

幼若ホルモン ようにゃくホルモン juvenile hormone

翻訳|juvenile hormone

5件 の用語解説(幼若ホルモンの意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

幼若ホルモン
ようにゃくホルモン
juvenile hormone

昆虫ホルモンの一つで,アラタ体から分泌され,幼虫形質を維持し,蛹化を押える。セスキテルペノイドのある種の誘導体であって,ファルネゾルとも呼び,天然のものとして少くとも3種類が知られ,また塩素化した人工誘導体などでも強い活性を示すものがある。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉の解説

ようじゃく‐ホルモン〔エウジヤク‐〕【幼若ホルモン】

昆虫のアラタ体から分泌されるホルモン。幼虫の形質を保持し、前胸腺と共同する場合は脱皮を促進する。分泌が低下すると、前胸腺の働きが強まってさなぎか成虫になる。成虫では生殖腺の成熟を引き起こす。アラタ体ホルモン

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

百科事典マイペディアの解説

幼若ホルモン【ようじゃくホルモン】

アラタ体ホルモンとも。昆虫のアラタ体から分泌されるホルモン。炭素数15のセスキテルペン骨格をもち,メバロン酸とホモメバロン酸から生合成される。幼虫期には成虫化を抑制し,オオサシガメの成虫にこのホルモンを与えて人為的に脱皮させると部分的に若虫の形質が現れるところから,幼若ホルモンの名がある。
→関連項目エクジソン

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. ご提供する『百科事典マイペディア』は2010年5月に編集・制作したものです

世界大百科事典 第2版の解説

ようじゃくホルモン【幼若ホルモン juvenile hormone】

略称JH。昆虫のアラタ体もしくはその相同器官から分泌されるホルモンで,アラタ体ホルモンともいわれる。セスキテルペン(炭素数15のテルペン)骨格をもつホルモンとしては動物界唯一のもの。現在4種(JH‐I,JH‐II,JH‐III,JH‐0)が知られている。1934年V.B.ウィグレスワースがオオサシガメで最初に発見し,成虫化を抑えることから抑制ホルモンinhibitory hormoneと名づけたが,その後オオサシガメの成虫にアラタ体ホルモンを与えたのち,人為的に脱皮させると,部分的に若虫の形質が出現したことから,彼は積極的に若返らす物質として幼若ホルモンの名称を与えた(1940)。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

大辞林 第三版の解説

ようじゃくホルモン【幼若ホルモン】

昆虫のアラタ体から分泌され、幼虫の形質や前胸腺を維持するホルモン。前胸腺ホルモンとの協同作用で変態を制御する。成虫では生殖腺の成熟を引きおこす。アラタ体ホルモン。幼虫ホルモン。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典内の幼若ホルモンの言及

【アラタ体】より

…allatumの語はこの移動にちなみ,〈もたらされた〉を意味するラテン語allatusに由来する。
[アラタ体の機能]
 アラタ体は3種類の幼若ホルモンJH‐I,JH‐II,JH‐IIIを分泌する。幼若ホルモンは,昆虫が脱皮を繰り返して成長する過程で,前胸腺から分泌されるエクジソン(脱皮ホルモン)との共同作用で脱皮後の形態を決める。…

【昆虫ホルモン】より

…脊椎動物と同様に,昆虫でも多くの生命現象,中でも脱皮・変態・羽化といった昆虫に特異的な形態変化がホルモンの支配を受けている。前胸腺から分泌され脱皮を誘導するエクジソンアラタ体から分泌され脱皮後の形態(幼虫かさなぎか成虫か)を決定する幼若ホルモンがとりわけ重要である。前者は,前胸腺刺激ホルモン,後者はアラタ体刺激ホルモンの支配下にあり,刺激ホルモンはいずれも神経ホルモンである。…

※「幼若ホルモン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

幼若ホルモンの関連キーワードアラタ体休養若しくは前胸腺ホルモンアラタ体ホルモン医の倫理高プロラクチン血含み益(損)側心体脳間部‐側心体‐アラタ体系

今日のキーワード

平野美宇

卓球選手。2000年4月14日、静岡県生まれ、山梨県育ち。3歳で卓球を開始。07年に小学1年生で全日本選手権大会バンビの部優勝、09年に小学2年生で同大会ジュニアの部初出場を果たし、注目を集めた。13...

続きを読む

コトバンク for iPhone