延坪島(読み)ヨンピョンド

デジタル大辞泉 「延坪島」の意味・読み・例文・類語

ヨンピョン‐ド【延坪島】

韓国の北西部にある島。大延坪島と小延坪島からなり、約1700人が生活している。北方限界線北朝鮮との軍事境界線)の南に位置する。
[補説]2010年11月、北朝鮮軍が大延坪島に向けて海岸砲発射同島に駐屯する韓国海兵隊との間で交戦状態となった。

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関連語 半島

改訂新版 世界大百科事典 「延坪島」の意味・わかりやすい解説

延坪島 (えんぺいとう)
Yǒnp`yǒng-do

韓国,京畿湾中の島。朝鮮民主主義人民共和国側の甕津(おうしん)半島に近く,大延坪島(面積6.19km2)と小延坪島(同0.94km2)の2島からなる。耕地も若干あるが,大部分森林で覆われている。現在は対共和国の軍事要塞地となっている。軍人を除く住民の多くは半漁半農の生活を営んでいる。周囲はイシモチの好漁場であり,盛漁期には全国から漁船が雲集する。定期航路が開かれている仁川港からは約80kmの距離にある。
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日本大百科全書(ニッポニカ) 「延坪島」の意味・わかりやすい解説

延坪島
えんぺいとう / ヨンピョンド

韓国(大韓民国)、京畿(けいき/キョンギ)湾の北西方に位置し、休戦ラインに近い孤島。京畿道に属する。大延坪島(6.19平方キロメートル)と小延坪島(0.94平方キロメートル)からなる。人口は1888(1980)。東シナ海漁業の中心地。9月のグチ盛漁期には全国から漁船が集まり、人口は1万3000~4000に急増し、波止場市(いち)が立つ。小延坪島には含鉄品位50.4%のチタン磁鉄鉱床があるが未開発である。

[森 聖雨]

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百科事典マイペディア 「延坪島」の意味・わかりやすい解説

延坪島【えんぺいとう】

韓国,京畿道甕津(おうしん)郡に属する京畿湾小島。小延坪島と大延坪島からなる。朝鮮三大漁場の一つでグチの漁場として有名。対朝鮮民主主義人民共和国の軍事要塞がある。

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