改訂新版 世界大百科事典 「甕津半島」の意味・わかりやすい解説 甕津半島 (おうしんはんとう)Ongjin-bando 朝鮮半島の中西部,黄海へ突出した半島。朝鮮民主主義人民共和国に属する。滅悪山脈の支脈を中心とし,全体が低い丘陵地となっている。頸部の東西は奥行きの深い海州湾,大東湾をなし,海岸線は複雑なリアス海岸をみせる。潮差が7mにも達し,良港に恵まれないが,イシモチなど魚類の絶好の産卵地をなし,黄海漁場の中心を形成している。海州市から甕津線がのび,半島部に点在する金,銅,鉄などの地下資源が開発されている。執筆者:谷浦 孝雄 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by
日本大百科全書(ニッポニカ) 「甕津半島」の意味・わかりやすい解説 甕津半島おうしんはんとう / オンチンバント 北朝鮮、黄海南道(こうかいなんどう/ファンヘナムド)の甕津から黄海の江華(こうか/カンホワ)湾に向けて複葉状に突出した半島。南方は康翎(こうれい)半島に囲まれている。半島の南部は38度線の南にあるが、朝鮮戦争後は北朝鮮の領域となっている。沿岸はリアス海岸を利用しノリ、カキの養殖を盛んに行っており、近海では、グチ、タラ、カレイ、イワシの漁獲も多い。湾頭にある巡威島、竜湖島ではケイ砂を産出している。[魚 塘][参照項目] | 甕津 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by
百科事典マイペディア 「甕津半島」の意味・わかりやすい解説 甕津半島【おうしんはんとう】 朝鮮民主主義人民共和国南西部,黄海南道西海岸にあり,黄海に複葉状に延びた滅悪半島の先端にあたる。金,亜鉛,鉛などを産出し,ノリの養殖,タコ,イワシの漁獲が多い。中心の甕津は漁港で黄海線の終点,付近の水産物を集散。 甕津半島【ようしんはんとう】 →甕津(おうしん)半島 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報 Sponserd by