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強震計 きょうしんけいstrong-motion seismograph

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

強震計
きょうしんけい
strong-motion seismograph

強い地震動を記録するための地震計。地震の加速度を記録するように工夫されており,耐震工学や地震学の研究に重要なデータを提供する。通常の地震計とは違って,地震動があるレベル以上に達すると自動的に記録を始めるトリガ装置が組み込まれている。日本では1980年代まで機械式の SMAC型強震計が最も多かったが,1995年の兵庫県南部地震以降は防災科学技術研究所地震観測網全国強震ネットワーク K-NETが整備され,K-NET02型というデジタル強震計によって,全国をほぼ 25kmメッシュで均等に覆う約 1000ヵ所の強震観測網が運用されるようになった。観測された波形データは地震発生後数分以内にインターネット上に公開され,地震動の分析や地震の断層推定などに使われる。このほかの強震観測網もさまざまな目的で設置されており,新幹線の停止やガスの遮断などといった防災対策にも利用される。

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知恵蔵の解説

強震計

強い地震動を記録するための地震計。地震動の加速度波形を記録する加速度計が多いが、速度波形を記録するタイプのものもある。各種地盤上での強震動観測が目的のテレメーター方式のデジタル強震計観測網は全国1000地点に設けられている。

(阿部勝征 東京大学教授 / 2007年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

デジタル大辞泉の解説

きょうしん‐けい〔キヤウシン‐〕【強震計】

通常の地震計では測れないような大きな地震動を記録できるように作られた地震計。加速度を記録する方式のものが多い。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

大辞林 第三版の解説

きょうしんけい【強震計】

通常の地震計では指針が振り切れてしまうような大地震を記録できるように、特別に設計した地震計。

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