デジタル大辞泉 「弾ける」の意味・読み・例文・類語 はじ・ける【▽弾ける】 [動カ下一][文]はじ・く[カ下二]1 中身がいっぱいになって、裂けて割れる。割れて口を開く。はぜる。「クリの実が―・ける」「ポケットが―・けそうだ」2 勢いよく飛び散る。比喩的にも用いる。「笑い声が―・ける」「バブル経済が―・ける」3 はめを外して踊ったり騒いだりする。「試験が終わったので、カラオケで―・けた」4 捜査機関が内偵を進めていた事件が、強制捜査や逮捕者を出すなどで表面化する。報道業界内で用いる語。「汚職事件が秘書の逮捕で―・けた」[類語]飛び散る・跳ねる・はぜる・ほとばしる・弾む・飛ぶ 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「弾ける」の意味・読み・例文・類語 はじ・ける【弾】 [ 1 ] 〘 自動詞 カ行下一段活用 〙 [ 文語形 ]はじ・く 〘 自動詞 カ行下二段活用 〙① さけてわれる。われて口が開く。熟してわれる。はぜる。[初出の実例]「さや豆のはじけてけふの別れ哉〈冠那〉」(出典:俳諧・俳諧新選(1773)三)② 転じて、ばらばらに飛び散る。せきをきったように勢いよく飛び出る。[初出の実例]「笑声が弾(ハジ)けるやうに響いた」(出典:星座(1922)〈有島武郎〉)③ 熟してくる。発達してくる。[初出の実例]「自然と出来のよい人間並に智慧も日に増し発(ハジ)けて来たであらう」(出典:毒朱唇(1890)〈幸田露伴〉)[ 2 ] 〘 他動詞 カ行下一段活用 〙 =はじく(弾)[ 一 ]⑧[初出の実例]「『おい婆さん、モウ燗が附いたらう』『附いたか附かないか、飲んで見よう』『ええ、そこで弾(ハジ)けられてなるものか』」(出典:歌舞伎・綴合於伝仮名書(高橋お伝)(1879)三幕)弾けるの補助注記[ 二 ]については「はしける(艀)」と関連があるかもしれない。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例