デジタル大辞泉
「弾ける」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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はじ・ける【弾】
- [ 1 ] 〘 自動詞 カ行下一段活用 〙
[ 文語形 ]はじ・く 〘 自動詞 カ行下二段活用 〙- ① さけてわれる。われて口が開く。熟してわれる。はぜる。
- [初出の実例]「さや豆のはじけてけふの別れ哉〈冠那〉」(出典:俳諧・俳諧新選(1773)三)
- ② 転じて、ばらばらに飛び散る。せきをきったように勢いよく飛び出る。
- [初出の実例]「笑声が弾(ハジ)けるやうに響いた」(出典:星座(1922)〈有島武郎〉)
- ③ 熟してくる。発達してくる。
- [初出の実例]「自然と出来のよい人間並に智慧も日に増し発(ハジ)けて来たであらう」(出典:毒朱唇(1890)〈幸田露伴〉)
- [ 2 ] 〘 他動詞 カ行下一段活用 〙 =はじく(弾)[ 一 ]⑧
- [初出の実例]「『おい婆さん、モウ燗が附いたらう』『附いたか附かないか、飲んで見よう』『ええ、そこで弾(ハジ)けられてなるものか』」(出典:歌舞伎・綴合於伝仮名書(高橋お伝)(1879)三幕)
弾けるの補助注記
[ 二 ]については「はしける(艀)」と関連があるかもしれない。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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