待避(読み)タイヒ

デジタル大辞泉 「待避」の意味・読み・例文・類語

たい‐ひ【待避】

[名](スル)
安全な場所などによけて、危険の過ぎるのを待つこと。「台風通過湾内待避する」
列車が通過するのを、他の列車が別の線路に入って待つこと。
[類語]よける避けるいなすかわらす外すれる外れる受け流す回避忌避敬遠逃避退避退散退去退却避難肩透かし

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精選版 日本国語大辞典 「待避」の意味・読み・例文・類語

たい‐ひ【待避】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 危険や困難を避けて、それが過ぎ去るのを待つこと。
    1. [初出の実例]「暫くして待避もとへのサイレンが遠く山の下から聞えて来た」(出典:桜島(1946)〈梅崎春生〉)
  3. 列車が、他の列車の通過するのを、別の線路にはいって避けて待つこと。
    1. [初出の実例]「尤も運転度数を増加せしめんが為め、本年夏待避停車場を増設せしもの」(出典:時事新報‐明治三七年(1904)一二月二四日)

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