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応量器 おうりょうき

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

応量器
おうりょうき

僧尼が常に所持して飲食を受ける器。応器ともいう。サンスクリット語 pātraの漢訳音写は「多羅」であるが,略語の「」が一般に用いられている。修行に際して衆生喜捨を受けるので「托鉢」の語もある。僧が常に身につけるべき十八種物の一つで,鉢と三衣(→三衣一鉢)は僧具のなかで最も高い位置を占める。

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デジタル大辞泉の解説

おうりょう‐き〔オウリヤウ‐〕【応量器】

《〈梵〉pātraの訳》仏道修行者の食器。材料・色や量が規定にかなうところからの名。現在は、僧が托鉢(たくはつ)のときに持つ鉄製の鉢。応器。

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大辞林 第三版の解説

おうりょうき【応量器】

〘仏〙 僧侶が食器として用いる鉢。托鉢たくはつにも持っていき、食物を受ける。応器。

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食器・調理器具がわかる辞典の解説

おうりょうき【応量器】

僧が食事に用いる、入れ子にできる大きさの違う鉢、箸、さじなどが一組になっているうつわ類。托鉢(たくはつ)(米や金銭を乞うて歩く修行)にも用いる。元来は曹洞宗で用いる語で、他の宗派にはそれぞれの用語があるが、一般的にはこの語が知られる。◇入れるものの量に応じた大きさの鉢を用いることからこの名があるとされる。鉄製の鉢であったが、黒塗りは鉄と同じとみなして漆器を用いるようになり、こんにちでは黒塗りの漆器のほうが一般的。「鉄鉢(てっぱつ)」ということがあるのは、このためである。「応器」ともいう。

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世界大百科事典内の応量器の言及

【雲水】より

…前の袈裟行李(けさごうり)には,袈裟,白衣,かみそり,経典や三物(嗣書,血脈,大事)などを入れる。食器は応量器(おうりようき)(持鉢(じはつ))と称し,行李をいれた袋の上にしばりつけて持ち歩く。後ろに背負う荷物は着替えや雨合羽などである(図)。…

【鉢】より

…出家者の用いる食器のこと。応器,応量器ともいう。サンスクリットのパートラpātraの音写。…

※「応量器」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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