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性感帯 せいかんたいerotogenic zone

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

性感帯
せいかんたい
erotogenic zone

性的興奮を引き起こす知覚刺激を受容する皮膚または粘膜で覆われたすべての身体の部分を指し,さらに,それを構成する口帯,肛門 (こうもん) 帯,泌尿-生殖器帯,乳頭部などの個々の部分をも指す。しかし,身体のあらゆる部分は性的興奮の源泉となりうる以上,身体全体が一つの性感帯であるとも考えられる。それにもかかわらず,いくつかの領域が性感帯として大きな価値を占めているという事態は,単に解剖・生理学的な解釈以上に,その領域が精神・性的発達の初めに周囲との交流を持つため,特に選ばれた領域,とりわけ母親からの刺激を最も求めていた領域であることを示している。

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デジタル大辞泉の解説

せいかん‐たい【性感帯】

刺激によって性欲や性感などが誘発される身体部分。性器乳房など。

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大辞林 第三版の解説

せいかんたい【性感帯】

刺激によって性的な快感をひき起こしやすい身体部分。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

性感帯
せいかんたい

なんらかの刺激を加えると性的興奮を誘発してくる部位をいう。性器としての外陰部は、解剖学的にも知覚神経終末が豊富に分布していて、明らかに性感帯であるが、それ以外の部分でも、刺激によって性的興奮を生じる部位を性感帯としている。しかし、性感の感受性には個人差があり、同じ部位、同じ刺激であっても著しく異なる。乳房は本来、授乳器官であるが、第二次性徴の著明な器官であり、外国では性器の一部として取り扱われるほどである。乳頭、乳輪にはさまざまな種類の知覚神経終末が豊富に分布しており、きわめて敏感な部分で、性感帯とされている。また、口唇(くちびる)あるいは肛門(こうもん)のように、皮膚から粘膜に移行する部分も一種の性感帯とされる。このほか腋窩(えきか)(わきのした)、口の周囲、手掌、足底、膝(ひざ)、耳介、外耳道、あるいは鼻粘膜などの部分も、刺激を受けることによって性的興奮とかかわるといわれる。確かに、動物実験では、特殊な臭いで鼻粘膜を刺激すると性的興奮をおこすことは知られているが、これらの部分は厳密な意味での性感帯ではなく、むしろ男女間の感情的な要素の働きで、その刺激が性的興奮をおこすものと考えられる。[嶋井和世]

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