成王[周](読み)せいおう[しゅう](英語表記)Cheng-wang; Ch`êng-wang

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「成王[周]」の意味・わかりやすい解説

成王[周]
せいおう[しゅう]
Cheng-wang; Ch`êng-wang

中国,周第2代の王 (在位前 1116~1082/前 1020~990?) 。名は誦。武王の子。王位を継いだとき若年であったので叔父周公旦摂政となった。このとき殷の武庚周公の兄弟管叔ら三監が反乱を起したと伝えられる。乱後あらためて第2回の大封建が行われ,周王室の基礎が固められた。なおこの時代,東都として洛邑が建設された。

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