戸籍筆頭者(読み)コセキヒットウシャ

百科事典マイペディアの解説

戸籍筆頭者【こせきひっとうしゃ】

戸籍の最初に記載されたもの。夫婦のうちいずれかであって,婚姻の際にを改めなかった者がなる。また,親子の間では親がなる。民法旧規定戸主と異なり,実体法上は法律的意味をもっていない。
→関連項目戸籍

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世界大百科事典 第2版の解説

こせきひっとうしゃ【戸籍筆頭者】

現行戸籍法のもとで編製される戸籍簿の筆頭に記載される者をいう。ただしこの語は民法旧規定にいう〈戸主〉とは違って,戸籍簿上に明記される用語ではなく,第1列下段の〈氏名〉欄に記載され,上段の〈本籍〉欄と併せて〈戸籍の表示〉と呼ばれる。改正前の民法・戸籍法では,戸籍は家の統率者である戸主を中心として編製され,家の構成員は戸主との続柄(母,妻,二男など)によって把握された。家制度(家族制度)を廃止した現行民法では,基本的には夫婦およびそれと氏を同じくする子を一つの単位として同籍に登載する。

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大辞林 第三版の解説

こせきひっとうしゃ【戸籍筆頭者】

各戸籍の最初に記載されている人。民法旧規定の戸主とは異なり、法律的な権利関係を意味するものではない。原則として、婚姻の際に氏を変えなかった側の者をいう。

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精選版 日本国語大辞典の解説

こせき‐ひっとうしゃ【戸籍筆頭者】

〘名〙 戸籍の最初に記載されている者。原則として、婚姻の際に氏を変えなかった者が戸籍筆頭者になる。

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世界大百科事典内の戸籍筆頭者の言及

【戸籍】より

…さらに,戸籍制度の制度的特質もまた,一貫して維持されている。すなわち,戸籍は,一定の人(戦前は戸主,現在は戸籍筆頭者)を中心とする一定範囲の親族を単位として編製され,各個人の親族的身分関係の発生,変更,消滅の記載は,原則として届出によってなされる。これらの点において戸籍制度は,欧米の身分登録(証書)制度が,原則として各個人について,それぞれ出生証書,婚姻証書,死亡証書などを作成し,かつ婚姻証書の作成については当事者自身の意思の申述を必要としているのと異なる。…

※「戸籍筆頭者」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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