扇形(おうぎがた)(読み)おうぎがた

日本大百科全書(ニッポニカ) 「扇形(おうぎがた)」の意味・わかりやすい解説

扇形(おうぎがた)
おうぎがた

せんけい」とも読む。円の二つの半径と弧(こ)で囲まれた図形をいう。二つの半径のなす角の大きさをα度、半径の長さをrとすれば、扇形の弧の長さはr×(α/180)×(円周率)、扇形の面積はr2×(α/360)×(円周率)である。半径のなす角の大きさを弧度法で表してθとすれば、弧の長さlはl=rθで、面積SはS=(r2θ)/2である。半径のなす角が直角である扇形は四分円、2直角である扇形は半円である。

[柴田敏男]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android