焼香(読み)しょうこう

デジタル大辞泉の解説

しょう‐こう〔セウカウ〕【焼香】

[名](スル)香をたくこと。特に、仏や死者に対して香をたいて拝むこと。焚香(ふんこう)。「霊前で焼香する」

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葬儀辞典の解説

焼香

香のには人の体と心、霊前を清め供養するという意味があります。礼拝のあと、3回香をつまみ香をしますが、宗派によっては回数にこだわらないこともあります。焼香の順序は、一般に、喪主遺族血縁の濃い順)・世話役・知人等、故人と関係の深い順に行います。■遺族に一礼し、焼香台の手前まで進み遺影に向かって一礼します。■1〜3回焼香します。■合掌して数歩下がり、遺族に一礼し、席に戻ります。

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世界大百科事典 第2版の解説

しょうこう【焼香】

香をたいて仏にたむけること。一般的には葬式のとき抹香を3度たいて仏としての死者にささげることをいう。焼香は散華(さんげ)とともに仏教式の葬式では大きな位置を占める。焼香順位がやかましいことや,葬列の中でもっとも血の濃い親戚が香炉を持つということなどがこのことを示している。《撰集抄》に〈香は魔縁をさけて聖聚をあつむる徳侍り〉とあり,魔除けの意味もあった。【田中 久夫】

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

焼香
しょうこう

香をたくこと。とくに仏前で香をたいて心を浄化し、死者の供養をするときに行う。葬儀では告別式のとき、近親者から順に棺前に進み出て、抹香をつまんで香炉でたく。年忌などのときは、僧の読経中に香炉を回す。いずれの場合も以前は、焼香の順を固く守ることが要求された。

[井之口章次]


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精選版 日本国語大辞典の解説

しょう‐こう セウカウ【焼香】

〘名〙
① 香をたくこと。焚香。
※延喜式(927)一三「寮官人左右各一人進就榻下。共焼香一挙」 〔陳書‐岑之敬伝〕
② 仏や死者に香をたいて拝むこと。
※菅家文草(900頃)四・誦経「室無児婦頭僧、半印焼香一点灯」
※滑稽本・浮世風呂(1809‐13)前「御親父の葬に、焼香(セウカウ)をすれば」

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世界大百科事典内の焼香の言及

【線香】より

…《和漢三才図会》は楡(にれ)の皮の糊に海蘿(のり)を加えてつくれば折れにくいと記す。焼香は古くから行われ,《日本書紀》皇極天皇元年(642)条に,法会で蘇我蝦夷が香炉を取り,焼香礼拝したとある。当時は粉末の抹香(まつこう)を焚く方法であり,平安時代には蜜などで香料を丸状に固めた練香(ねりこう)を焚く方法も生じた。…

※「焼香」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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