振れる(読み)フレル

デジタル大辞泉 「振れる」の意味・読み・例文・類語

ふ・れる【振れる】

[動ラ下一]
揺れ動く。「上体左右に―・れる」
(「偏れる」とも書く)正しい方角からはずれる。一方にかたよる。「コンパスの針が少し東に―・れている」
《振ることができる意から》野球で、バッティング調子がよい。「一番打者はバットが―・れている」
[類語]動く揺れる揺らぐ振動する上下する微動するぐらつく動かす揺らす揺する揺さぶる揺すぶる揺り動かす揺り返す揺る揺るがす揺れ震動縦揺れ横揺れ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「振れる」の意味・読み・例文・類語

ふ・れる【振・偏】

  1. 〘 自動詞 ラ行下一段活用 〙
    [ 文語形 ]ふ・る 〘 自動詞 ラ行下二段活用 〙
  2. 揺れ動く。「メーターの針がふれる」「体が左右にふれる」
  3. ( 思いどおりに振ることができるの意から ) 野球で、打つ姿勢タイミングが的確で遠くまで飛ばせるような状態にある。バッティングの調子がよい。
  4. ( 偏 ) 一方にかたよる。正しい方角からはずれる。
    1. [初出の実例]「その門徒衆の人御本寺様へ計まいれば、その手次の坊主のこころえふるやうに思召なり」(出典:本福寺跡書(1560頃)大宮参詣に道幸〈略〉夢相之事)

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