デジタル大辞泉
「動かす」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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うごか・す【動】
- 〘 他動詞 サ行五(四) 〙
- ① 位置や地位を別の所に変える。また、別の状態に移す。
- (イ) 静止している状態のものを別の位置に移す。
- [初出の実例]「其の刀をな動かしたまひそ」(出典:古事記(712)中)
- (ロ) ある状態や結果を別の状態に変化させる。また、物の場所や人の地位、仕事などを変える。
- [初出の実例]「命運既に帰する所ありて復た動かすべからざるものとなれり」(出典:日本開化小史(1877‐82)〈田口卯吉〉五)
- 「甲から乙に気を移し、乙から丙に心を動(ウゴ)かさぬものは」(出典:それから(1909)〈夏目漱石〉一一)
- ② 物を前後左右上下などに揺らす。振動させる。震動させる。比喩的に、大きな音などがあたりを響かせることにもいう。
- [初出の実例]「君待つとわが恋ひ居ればわがやどのすだれ動之(うごかシ)秋の風吹く」(出典:万葉集(8C後)四・四八八)
- 「雷ち鳴り地を動かす」(出典:観智院本三宝絵(984)上)
- ③ 気持をぐらつかせる。強く感動させる。
- [初出の実例]「ちからをもいれずして、あめつちをうごかし、目に見えぬ鬼神をも、あはれと思はせ」(出典:古今和歌集(905‐914)仮名序)
- 「此妻、かたちよくて、見る人多く心をうごかす」(出典:発心集(1216頃か)六)
- ④ 目的に添うようにある働きをさせる。人、からだ、組織、機械、乗り物などにその機能を発揮させる。操縦する。
- [初出の実例]「ただしたをうごかし、こゑをあぐるを」(出典:正法眼蔵(1231‐53)弁道話)
- 「下を向いたまま鋏(はさみ)を動かしてゐた」(出典:門(1910)〈夏目漱石〉二三)
いごか・す【動】
- 〘 他動詞 サ行五(四) 〙 ( 「うごかす(動)」の変化した語 ) 位置や状態を変える。また前後左右などに揺らす。
- [初出の実例]「さらに、いこかしたてまつるべき、きしょくも、なかりければ」(出典:御伽草子・浦風(室町時代物語集所収)(室町末))
- 「娘をそばに引付置、一寸もいごかさず」(出典:浮世草子・世間娘容気(1717)三)
おごか・す【動】
- 〘 他動詞 サ行四段活用 〙 ( 「うごかす(動)」の変化した語 ) 動くようにする。うごかす。
- [初出の実例]「時に鶺鴒(にはくなふり)有り。飛び来りて其の首尾を揺(ヲコカス)」(出典:日本書紀(720)神代上(水戸本訓))
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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