コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

振鼓 フリツヅミ

4件 の用語解説(振鼓の意味・用語解説を検索)

デジタル大辞泉の解説

ふり‐つづみ【振鼓】

二つの小型の鼓を互いに直角の向きに重ねて柄で貫き、胴の側面に玉のついた糸をつけ、振ると玉が鼓の皮に当たって鳴る楽器。舞楽などで用いられる。
1に似せて小型に作ったおもちゃでんでん太鼓

出典|小学館
デジタル大辞泉について | 情報 凡例

百科事典マイペディアの解説

振鼓【ふりつづみ】

日本の舞楽に用いられる膜鳴楽器。約55cmの柄に直径約8cmの太鼓を二つ直角に組み合わせ,玉をつけた紐(ひも)を太鼓の胴の両面の環に結んだもの。柄を振ると玉が太鼓を打つ。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
百科事典マイペディアについて | 情報

世界大百科事典 第2版の解説

ふりつづみ【振鼓】

(1)雅楽で用いる膜鳴楽器。中国の(とう)の日本での呼び名。古くは,宮中での追儺(ついな)や田楽などでも用いられた。現在では舞楽《一曲(いつきよく)》でのみ左方の舞人が舞具として使用。四天王寺舞楽では,路楽(みちがく)・行道(ぎようどう)の際にも,左方の楽頭が持つ。首から鶏婁鼓(けいろうこ)を下げ,右手にその桴(ばち)をもち,左手にこの振鼓を持つ。小さな円筒型の太鼓2個を直角に重ね,二つの胴の中央に柄を1本貫通させたもので,小さな玉をつけたひもを1本ずつ,各革面の先端に結びつけ,舞人が柄を振ると,この玉が革面に当たって音が出る。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
世界大百科事典 第2版について | 情報

大辞林 第三版の解説

ふりつづみ【振鼓】

舞楽で、舞人の用いる楽器。胴に玉のついた糸をつけた鼓を互いに直角に重ね、柄を通したもの。柄を振ると、玉が革に当たって音が出る。舞楽の「一曲」のほか、行列参向などでも用いる。鼗とう
をまねた玩具。でんでん太鼓。
「鈴太鼓」の別名。

出典|三省堂
大辞林 第三版について | 情報

世界大百科事典内の振鼓の言及

【がらがら】より

…また小板を紐でつないで指で鳴らす手づくり玩具もあり,これら乳幼児向きの音のする玩具は,すべて〈がらがら〉と呼んだらしい。振鼓(ふりつづみ)やでんでん太鼓も,がらがらの一種とされた。明治期にはブリキ製が登場,その多くは柄が笛につくられた。…

【鈴太鼓踊】より

…歌舞伎舞踊の一種。鈴太鼓は振鼓(ふりつづみ)ともいうが,胴に数個の鈴を入れたもの。歌舞伎では女方(おんながた)の踊りに用いられ,両手に持った鈴太鼓を,打ち合わせたり,膝や床を打ったりして音をたて,リズミカルに踊る。…

【太鼓】より

…奏者の手の動きがそのまま音に表れる以上のような打法のほかに,先端に球状の物体を結び付けた紐を太鼓の枠や胴に結び付け,柄や胴を持って回転させることにより膜を打たせる方法が,古来中国,朝鮮半島などに多くみられる(朝鮮の霊鼗(れいとう),路鼗(ろとう)。インド,チベットのダマル,日本の振鼓(ふりつづみ))。これに似た例としては,先端に球状の物体を付けた紐を奏者が振り回して打つ方法(ヨーロッパの軍楽)があげられるほか,帯状の革で打つ方法(エジプトのバズbaz)もある。…

【鼗】より

…鞉,鞀とも書き,中国では鞉牢とも記した。日本では鞀鼓と記したこともあるが,振鼓(ふりつづみ),でんでん太鼓ともいう。小型の丸胴の両面太鼓に柄を差し通し,胴に結びつけた短い2本のひもの先端に小さい球をつけて,柄を回して球で革面を打ち鳴らす。…

※「振鼓」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
世界大百科事典 第2版について | 情報

今日のキーワード

百条委員会

地方自治体が議決により設置する特別委員会の一つ。名称は「地方自治法第100条」に基づく。百条委員会は、地方公共団体の事務に関する調査を行い、関係者への聞き取りや記録の提出を請求、拒否した者には罰則が科...

続きを読む

コトバンク for iPhone