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でんでん太鼓 デンデンダイコ

デジタル大辞泉の解説

でんでん‐だいこ【でんでん太鼓】

雅楽で使う振り鼓を小型にした形の乳児用の玩具。小さな太鼓に柄をつけ、左右や玉などのついたひもを垂らしたもの。柄を振ると玉などが太鼓に当たって鳴る。

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百科事典マイペディアの解説

でんでん太鼓【でんでんだいこ】

玩具(がんぐ)の一種。小さな張子の太鼓につけた柄の先端からひもをたらし,その先に鈴や玉をつけたもの。柄を持って振ると玉が鼓面をたたいて鳴る。原型は振鼓(ふりつづみ)。
→関連項目太鼓

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大辞林 第三版の解説

でんでんだいこ【でんでん太鼓】

子供の玩具の一。小さな太鼓に柄をつけ、左右に鈴のついた糸を垂らしたもの。振ると鈴が太鼓に当たって鳴る。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

でんでん太鼓
でんでんだいこ

(え)をつけた太鼓の両側に、糸で玉や小鈴を結びつるし、太鼓を振るとそれが鼓面に当たって鳴る玩具(がんぐ)。紙製が多い。奈良時代に中国から渡来した舞楽の振り鼓に似せて小形化した遊び道具。振って鳴らすので振り鼓の名がある。平安時代には貴族階級の間で用いられたが、江戸時代には広く一般化され、嬰児(えいじ)をあやす玩具として親しまれた。京坂地方では豆太鼓またはぶりぶり太鼓ともよばれた。一般にはその鳴る音からでんでん太鼓の名で知られ、伝承的な子守唄(うた)にも歌い込まれた。なお、このでんでん太鼓を背負わせた犬張り子を嬰児の宮参りの祝いに贈る風習が、大正時代までみられた。
 でんでん太鼓は現在でも郷土玩具として各地に残っている。おもなものに、栃木県宇都宮の豆太鼓、愛知県甚目寺(じもくじ)の振り太鼓、愛知県犬山のでんでん太鼓、広島県鞆(とも)の振り太鼓、福岡県甘木のバタバタ、鹿児島県国分(こくぶ)のポンパチなどがある。バタバタ、ポンパチなど、いずれも豆が鼓面にあたって鳴る音から名づけられた。宇都宮の豆太鼓は「マメに働く」豊作と家内安全、甘木のバタバタは子供の疱瘡除(ほうそうよ)けのまじない、国分のポンパチは魔除けなどの縁起と結び付いている。[斎藤良輔]

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世界大百科事典内のでんでん太鼓の言及

【がらがら】より

…また小板を紐でつないで指で鳴らす手づくり玩具もあり,これら乳幼児向きの音のする玩具は,すべて〈がらがら〉と呼んだらしい。振鼓(ふりつづみ)やでんでん太鼓も,がらがらの一種とされた。明治期にはブリキ製が登場,その多くは柄が笛につくられた。…

【鼗】より

…鞉,鞀とも書き,中国では鞉牢とも記した。日本では鞀鼓と記したこともあるが,振鼓(ふりつづみ),でんでん太鼓ともいう。小型の丸胴の両面太鼓に柄を差し通し,胴に結びつけた短い2本のひもの先端に小さい球をつけて,柄を回して球で革面を打ち鳴らす。…

【振鼓】より

…小さな円筒型の太鼓2個を直角に重ね,二つの胴の中央に柄を1本貫通させたもので,小さな玉をつけたひもを1本ずつ,各革面の先端に結びつけ,舞人が柄を振ると,この玉が革面に当たって音が出る。同じ原理の簡単な玩具(太鼓1個のものが多い)を一般に〈でんでん太鼓〉ともいうが,でんでん太鼓は鶏婁鼓のことをいうとする説もある。(2)歌舞伎舞踊で用いる鈴を入れたタンバリン型の小太鼓〈鈴太鼓〉の別称。…

※「でんでん太鼓」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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