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排気ガス ハイキガス

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デジタル大辞泉の解説

はいき‐ガス【排気ガス】

排ガス

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百科事典マイペディアの解説

排気ガス【はいきガス】

ガソリンなどの燃料その他の燃焼,または各種の化学反応の結果発生し,大気中に排出されるガス。大部分は無害な二酸化炭素となるが,一部分一酸化炭素CO,炭化水素HC,窒素酸化物NO(/x),粒子状物質(PM:particulate matter)などの有害物質となる。
→関連項目スモッグPM2.5

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大辞林 第三版の解説

はいきガス【排気ガス】

内燃機関などから不要なものとして排出される気体。多量の水蒸気や燃焼生成物、すす、その他の粉塵を含み、環境汚染の原因となる。排ガス。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

排気ガス
はいきがす

主としてガソリンエンジンディーゼルエンジンなどの内燃機関が、運転中に大気中に排出する気体のこと。最近では、ことばの重複を避けて、排出ガスあるいは排ガスとよぶことが多い。われわれのもっとも身近でもっとも多量に排出され、しかも比較的有害なところから、大気汚染の元凶とされているのは、自動車ガソリンエンジンの排出ガスである。一般にガソリンエンジンの排出ガスのうち、80%以上は無害の窒素と水蒸気であるが、残りの20%弱はCO2,CO,HC,NOxなどによって占められている。このうちCO2を除く3成分が人体に対して有害である。
 CO(一酸化炭素)は血液中のヘモグロビンと結合してCO‐Hb(一酸化炭素ヘモグロビン)となり、その全血液中の濃度が20%になると頭痛やめまいをおこし、60%以上で意識を失い、放置すれば死亡する。HC(炭化水素)は粘膜を刺激し、組織を破壊する。またCOのなかでもオレフィン系、芳香族系の活性炭化水素とNOxとが太陽光線のエネルギーで反応すると、オキシダントという複雑な化合物を生成する。これが視程障害を引き起こす、いわゆる光化学スモッグである。NOxは窒素酸化物の総称で、一般に99%のNO(一酸化窒素)と1%のNO2(二酸化窒素)からなる。NOはヘモグロビンと結合しやすく、酸素欠乏症や中枢神経機能の減退をもたらし、量が増えれば死に至る。またNOが空気中の酸素と結合してできるNO2も、鼻、のどなどの粘膜を刺激し、空気中の濃度が高くなると死亡する。
 なぜこれらの有害成分が排出ガス中に含まれるのかといえば、HCは、本来ガソリン中のエネルギー成分であるHCが、シリンダー中で燃焼(酸化)されないまま排気管から出てしまうのである(このほかシリンダーとピストンの間を通り抜けてしまったブローバイや、燃料タンクや気化器の液面からの蒸発などでも出るが、これは一般的に排出ガスとは区別されている)。次にCOは、シリンダー内でHCが完全に燃焼してCO2(炭酸ガス)になるべきなのに、酸素不足や燃焼効果の低さのゆえにCOにとどまったまま排出されるのである。NOxは、ガソリン中の窒素(N2)の一部と酸素(O2)が、燃焼による高温で反応して生じる。
 これらの有害成分の発生を抑える方法としては、混合気を理論空燃比まで薄くする反面、層状吸気や空気噴射を行ったり、点火時期を精密に調節して燃焼効率を高める、不活性ガスとして排気の一部をシリンダーに循環させて燃焼温度を下げる、などがある。一方、どんなに手を尽くしても有害成分の発生をゼロにすることは不可能なので、排出ガスを貴金属の三元触媒コンバーターの中を通して酸化、還元させる方法も併用されている。[高島鎮雄]

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世界大百科事典内の排気ガスの言及

【自動車】より

…シリンダー配列は,直列4気筒形式がもっとも一般的であるが,中・大型乗用車には高出力化や静粛性を追求した直列6気筒形式,V型6気筒やV型8気筒形式なども採用されている。また高性能車や高級車を志向するものでは,排気ガスの残存速度エネルギーでタービンを回転させ,同軸のコンプレッサーで圧縮した空気をシリンダーに導くターボ過給方式も採用されている(過給機)。 ガソリンエンジンの効率は,単体の場合は25~35%程度であるが,自動車に搭載した場合,渋滞した道路を含めた日常的な走行では15%程度にとどまることになり,これが実用の燃費となって現れる。…

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