ぴんと来る(読み)ピントクル

デジタル大辞泉 「ぴんと来る」の意味・読み・例文・類語

ぴんと◦

態度状況から、隠れた事情理由を敏感に感じ取る。直感でそれと気づく。「彼女の目の動きから隠し事をしていると―◦来た」
感覚に訴えかけてくるものがある。自分の感覚と合う。「このデザインはどうも―◦来ない」
[類語]感ずる思うさと感じ取る実感する感得する感受する感知する直感する直覚する予感する目聡い鋭敏機敏俊敏明敏賢い鋭いさと賢しい過敏敏感炯眼けいがん利口利発聡明怜悧れいり慧敏穎悟えいご英明賢明犀利さいりシャープ耳聡い耳が早い早耳地獄耳目が早い先見の明予覚飛耳長目気が利く嗅ぐ嗅ぎ付ける嗅ぎ出す嗅ぎ当てる嗅ぎ取る嗅ぎ分ける虫の知らせ虫が知らせる第六感ひらめき察知インスピレーションぴんと鼻が利く気が付く

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精選版 日本国語大辞典 「ぴんと来る」の意味・読み・例文・類語

ぴんと 来(く)

  1. 相手の態度やことばなどから、直観的、瞬間的に背後意味を感じとる。
    1. [初出の実例]「この、半分でよした言葉は、〈略〉豊住のあたまにピンと来た」(出典:大道無門(1926)〈里見弴〉隣人)
  2. 自分の思考想像感情などにぴったり合致する。しっくりする。
    1. [初出の実例]「ちょっと変な所があってピンとこないといふのが一般の遠慮勝ちの批評で」(出典:故旧忘れ得べき(1935‐36)〈高見順〉六)

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