接骨木(読み)ニワトコ

デジタル大辞泉の解説

にわ‐とこ〔には‐〕【接木/庭常】

スイカズラ科の落葉低。山野に自生。枝の内部に白い髄があり、葉は長楕円形の小葉からなる羽状複葉。、白色の小花が円錐状に咲き、実は赤く熟す。幹や枝を消炎・利尿薬に、花を発汗に用いる。庭木とする。 春》「―の花咲けり何かにまぎれんと/秋を」

せっこつ‐ぼく【接骨木】

ニワトコ別名。葉や花を漢方薬とする。

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動植物名よみかた辞典 普及版の解説

接骨木 (ニワトコ・キタズ;セッコツボク;タズノキ;ニワトコギ)

学名:Sambucus sieboldiana
植物。スイカズラ科の落葉低木,園芸植物,薬用植物

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精選版 日本国語大辞典の解説

せっこつ‐ぼく【接骨木】

〘名〙 植物「にわとこ(接骨木)」の漢名。〔医語類聚(1872)〕

にわ‐とこ には‥【接骨木】

〘名〙 スイカズラ科の落葉低木。本州・四国・九州の山野に生える。高さ約六メートル。髄は褐色で太く柔らかい。葉は対生し奇数羽状複葉で五~一一個の小葉からなる。小葉は長さ六~一五センチメートル、披針形または長楕円形で縁に細鋸歯(きょし)がある。托葉は線状。春、葉腋に花柄を出し先が五裂したごく小さな白花を円錐状に集める。果実は小球形で赤く熟す。葉・花は煎(せん)じて利尿・発汗薬および湿布に用いる。接骨木を慣用漢名としているが、正しくはセンリョウの漢名。たずのき。こもうつぎ。きたず。にわとこぎ。
▼にわとこの花 《季・春》 〔運歩色葉(1548)〕

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世界大百科事典内の接骨木の言及

【ニワトコ】より

…若い枝の髄は顕微鏡観察用の切片を作るピスとする。中国産のニワトコに似たS.williamsii Hanse(中国名は接骨木)の花を乾かしたものを接骨木花といい,発汗・利尿剤とし,また打身,切傷,リウマチにも効く。日本のニワトコも接骨木と呼ばれ,同様に利用される。…

※「接骨木」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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