デジタル大辞泉 「揉む」の意味・読み・例文・類語
も・む【×揉む】
1 両手の間に挟んでこする。また、両手をこする。「
2 からだを触れ合わせるようにして押し合う。また、激しく揺り動かす。「人込みに―・まれながら歩く」「
3 指で包みこむようにして握ったり、てのひらで押したりする。あんまをする。「肩を―・む」
4 大きな浴槽の中の湯を、厚板などを使って激しくかき回す。浴槽の湯温を均一にするために行う。「湯を―・む」
5 激しく議論をする。「委員会で―・んだ議題」
6 相手になって教えてやる。「一番―・んでやろう」
7 (「もまれる」の形で)世間に出ていろいろの経験をする。「実社会で―・まれて成長する」
8 気をいらいらさせる。いらだたせる。「気を―・む」
9 激しく攻める。
「
10 数珠を擦り合わせて、仏に強く祈る。
「乳和して護摩にたき、黒煙をたててひともみ―・まれたりければ」〈平家・八〉
11 むち打つなどして馬を急がせる。
「―・めども―・めども、一所にて躍る様なり」〈義経記・四〉
[可能]もめる
[動マ下二]「もめる」の文語形。