デジタル大辞泉
「擽ったい」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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くすぐった・い【擽】
- 〘 形容詞口語形活用 〙
[ 文語形 ]くすぐった・し 〘 形容詞ク活用 〙 - ① 皮膚の敏感なところを、物がさわったり、くすぐられたりして、我慢できないほどむずむずした感じがする。こそばゆい。
- [初出の実例]「ヲヲくすぐってェわな」(出典:洒落本・当世左様候(1776))
- ② ほめられたりして、きまりがわるい。てれくさい。
- [初出の実例]「『貴方は堅いからね〈略〉』敬太郎は少し羞痒(クスグッ)たいやうな気がした」(出典:彼岸過迄(1912)〈夏目漱石〉風呂の後)
- ③ 物足りない。
- [初出の実例]「今日一日酔ってはゐるけれど、此やうな小盃では少しくすぐったいやうじゃ」(出典:洒落本・遊子方言(1770)発端)
擽ったいの派生語
くすぐった‐が・る- 〘 自動詞 ラ行五(四) 〙
擽ったいの派生語
くすぐった‐げ- 〘 形容動詞ナリ活用 〙
擽ったいの派生語
くすぐった‐さ- 〘 名詞 〙
こそぐった・い【擽】
- 〘 形容詞口語形活用 〙 くすぐったい。こそばゆい。こそばい。
- [初出の実例]「こそぐったい、はなせはなせ」(出典:洒落本・郭中奇譚(1769)弄花巵言)
擽ったいの派生語
こそぐった‐さ- 〘 名詞 〙
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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