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教条主義 きょうじょうしゅぎ dogmatism

翻訳|dogmatism

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

教条主義
きょうじょうしゅぎ
dogmatism

ドグマティズムともいう。哲学上では定説主義独断論をさすが,マルクス主義理論では実践による検証を怠り,マルクスレーニンらの教義を無批判に盲信するような知的怠惰をさす。とりわけ 20世紀後半の歴史的変化に対してマルクス主義が生命をもち続けるには,教条主義を脱して創造的な理論の深化を試みなければならないとされる。

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デジタル大辞泉の解説

きょうじょう‐しゅぎ〔ケウデウ‐〕【教条主義】

状況や現実を無視して、ある特定の原理・原則に固執する応用のきかない考え方や態度。特にマルクス主義において、歴史的情勢を無視して、原則論を機械的に適用しようとする公式主義をいう。ドグマチズム

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百科事典マイペディアの解説

教条主義【きょうじょうしゅぎ】

英語dogmatismなどの訳。組織によって公認された教義・教条(ドグマ)に無批判に固執する態度。独断主義(論),定説主義とも。特にキリスト教会やマルクス主義党派のように,強固なイデオロギーで貫かれた組織の内部で,しばしば問題とされる。

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世界大百科事典 第2版の解説

きょうじょうしゅぎ【教条主義】

ドグマティズムdogmatismの訳語で,元来,科学的証明なしに,ドグマ(宗教上の教義や教条)にもとづいて〈世界の事象〉を説明することをいう。歴史的には一般に中世のスコラ学が代表的なものといわれる。無批判的な独断にもとづくという意味で独断主義,定説主義ともいわれ,今日ではマルクス主義において否定的な意味で用いられている。ヘーゲルは教条主義を形而上学的思考として弁証法に対置して批判し,マルクス主義では,特定の理論,命題を,事物の変化,条件や環境の変化を考慮せずに機械的に現実に適用する態度をさして批判した。

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大辞林 第三版の解説

きょうじょうしゅぎ【教条主義】

事実を無視して、原理・原則を杓子しやくし定規に適用する態度。ドグマティズム。

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(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

教条主義
きょうじょうしゅぎ
dogmatism

語源的には、教会によって権威づけられ、永久の真理として簡潔にまとめられた教義をさす教条(ドグマ)に由来する。一般には、既成の権威ある教説や命題などに、いついかなる条件のもとでも妥当する不変の真理として固執し、具体的な条件のもとでの創造的な発展や、新しい経験に基づく批判的検討などを欠いた硬直した思考態度を意味するが、とくにマルクス主義の用語として用いられる。この場合、マルクス主義の原則を具体的・歴史的情勢や各国の特殊な条件に創造的に適用したり、社会的実践から生まれる歴史的経験に基づいて積極的に発展させることを怠り、皮相に理解されたマルクス、エンゲルスレーニンの個々の字句にしがみついたり、外国の党や指導者の見解を機械的に持ち込んだりする態度をさす。経験主義修正主義と対立概念をなすが、これらと同様に主観主義の一形態であり、組織的にはセクト主義につながる。[池田光義]

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