コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

独断論 どくだんろん dogmatism

翻訳|dogmatism

5件 の用語解説(独断論の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

独断論
どくだんろん
dogmatism

ドグマティズムの訳で,教条主義ともいわれる。ドグマに立脚する哲学上,宗教上の立場。一般には自己の説や立場に批判を許さず固執する態度をいうが,このあしき意味はカントがその批判主義に対立するものとして独断論を取上げて以来のことである。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉の解説

どくだん‐ろん【独断論】

勝手に決めた原理から結論を導くやり方。また、自分勝手な主張。
ある言説を、不完全な点や誤りがあるかもしれないという検討を加えずに真理として主張する態度。教条主義。
なんらかの教説を積極的に主張する立場。
カント哲学で、可能的経験の領域においてのみ妥当する概念を形而上学的対象にも適用する立場。

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

百科事典マイペディアの解説

独断論【どくだんろん】

教条主義

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. ご提供する『百科事典マイペディア』は2010年5月に編集・制作したものです

大辞林 第三版の解説

どくだんろん【独断論】

〘哲〙
何らかの教説を積極的に言明する態度。 ↔ 懐疑論
(否定的な意味で)
ある言説をその当否の吟味を欠いたまま真理として主張する態度。また、その言説。教条主義。
カントが彼以前の形而上学を批判した用語。認識能力の権能や限界を批判することなしに理性の全能を信じる立場。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

独断論
どくだんろん
dogmatism英語
Dogmatismusドイツ語
dogmatismeフランス語

哲学用語。ドグマとは、もともとギリシア原語では意見、定説を意味していて、ギリシアの懐疑論者が、積極的に自然に関して主張する哲学者をドグマティストとよんだのである。中世においては、カトリック教会によって公認され権威づけられた教理がドグマとよばれた。近代に至り、カントが、自らの批判哲学に対して、十分な反省と根拠なしに哲学説を主張する者を独断論者とよんだ。反省というのは、人間が自らの認識能力の限界を見極めることを意味しているから、カントにあっては自らの批判哲学以外の哲学説はみな独断論ということになる。
 また、マルクス主義における、理論を絶対化するいわゆる教条主義もこのドグマティズムの訳であるが、こうした歴史からもわかるように、自分の思い込みだけで特定の説を主張するものを独断論というようになったのである。[武村泰男]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典内の独断論の言及

【懐疑論】より

…人間的認識の主観性と相対性を強調して,人間にとって普遍的な真理を確実にとらえることは不可能だとする思想上の立場。独断論dogmatismに対する。広義にはあらゆる普遍妥当的な真理の認識可能性を否定する立場を指すが,狭義には特定の領域,例えば宗教や道徳において確実な真理に到達する可能性を否定する立場を指すのにも用いられる。…

※「独断論」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

独断論の関連キーワード一義的勝手が違う我流間接推理二元左勝手本勝手導く遣り方決め込む

今日のキーワード

カルテット

四重唱および四重奏。重唱,重奏の形態のなかで最も基本的なもので,声楽ではルネサンスの多声歌曲の形式であるシャンソンやフロットラから始り長い歴史をもつ。器楽も同様で,特に弦楽四重奏は室内楽の全レパートリ...

続きを読む

コトバンク for iPhone