散文的(読み)サンブンテキ

デジタル大辞泉 「散文的」の意味・読み・例文・類語

さんぶん‐てき【散文的】

[形動]
散文のような形式・趣であるさま。
詩情に乏しいさま。無趣味でおもしろみのないさま。「散文的な解釈」
[類語]素っ気ない無機的無風流不興味気あじけないつまらない興醒きょうざ興醒きょうざまししらけるつや消し色消ししらじらしいぞっとしない鼻白む無味無味乾燥無趣味没趣味索然砂を噛むよう

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「散文的」の意味・読み・例文・類語

さんぶん‐てき【散文的】

  1. 〘 形容動詞ナリ活用 〙
  2. 散文のような趣であるさま。韻文でないこと。〔や、此は便利だ(1914)〕
  3. 詩情に乏しいこと。散漫で無趣味なさま。殺風景なさま。
    1. [初出の実例]「交渉はかくの如く散文的なる談判を以て無事迅速に結了した」(出典:吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉八)

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