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文化住宅 ブンカジュウタク

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デジタル大辞泉の解説

ぶんか‐じゅうたく〔ブンクワヂユウタク〕【文化住宅】

応接室や玄関にドアをとり入れた和洋折衷の住宅。大正から昭和初年にかけて流行した。
多く関西地方にある木造2階建ての棟割りアパートをいう俗称。

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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

文化住宅

住宅が不足した高度経済成長期に、大都市圏で大量に建設された2階建ての木造集合住宅の関西特有の呼称。1棟は10戸前後で、通常3〜6畳の2室と台所、トイレ付き。現在の家賃は、1万円台から高くても4万円台まで。大阪府内では門真市と豊中市の庄内地区が集積地として知られる。

(2006-07-07 朝日新聞 朝刊 1総合)

出典|朝日新聞掲載「キーワード」
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大辞林 第三版の解説

ぶんかじゅうたく【文化住宅】

合理的な生活に合うように設計された、和風に洋風を取り入れた近代的な感じの住宅。 〔大正から昭和初期にかけて用いられた語〕
関西地方で、木造二階建ての棟割りアパートの俗称。

出典|三省堂
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家とインテリアの用語がわかる辞典の解説

ぶんかじゅうたく【文化住宅】

➀大正の後半から昭和にかけて流行した和洋折衷住宅。和風住宅に洋風の応接室を備えたものが代表的。洋風の外観を持つものもあった。
第二次大戦後、関西地方で多く建てられた木造2階建ての賃貸アパート。戦後の住宅難の時期に不動産業者によって大量に供給された。

出典|講談社
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知恵蔵miniの解説

文化住宅

関西地方で主に昭和の高度成長期に建設された集合住宅の通称。木造モルタル2階建てで、「文化」と略されることもある。それまでの長屋に代表される集合住宅の多くが便所や台所を共用としていたのに対し、これらの設備を各住戸に独立して配置したことから、「文化的である」ということで、この呼称が定着した。

(2014-9-29)

出典|(株)朝日新聞出版発行
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

文化住宅
ぶんかじゅうたく

まったく異なる2種類がある。一つは、大正後期から昭和初期にかけて、当時の外国文化摂取の気運や大正デモクラシーの風潮を背景として、家庭生活の民主化や合理化を指向する住宅改良運動が展開されたが、そのような理念を表すものとしての「文化住宅」である。1922年(大正11)3月に東京上野で開催された平和記念東京博覧会の文化村住宅展示場に展示された14戸の「文化住宅」が名称の起源ともされる。同年9月には大阪桜ケ丘(箕面(みのお)市)でも住宅改造博覧会が開催され、展示された25戸は分譲された。確固とした定義はないが、都市の中流階級の住宅であり、洋風の外観をもつ和洋折衷住宅で、生活様式の変化を反映して中廊下や子供室を設けたり茶の間を南面させる、イス式の生活とするなどの特色がみられた。
 もう一つは、第二次世界大戦後、関西で建てられた共同住宅の一種で、民間の賃貸住宅であり、関東などでは「二室木賃」などとよばれる。各戸に台所と便所および直接屋外に面する玄関戸がつく。出現当初に、台所や便所などの設備共用の従来のアパートや長屋に対して、より文化的であるとして不動産業者が「文化住宅」と称して宣伝したといわれる。二階建てで、二階住戸は外廊下でつながっているか、専用の屋内階段をもっている。構造は木造か簡易耐火造のものが多い。市街地内や市街地に隣接した交通至便の場所に位置することが多く、高度経済成長期を中心として世帯向賃貸住宅の中心であった。[多治見左近]

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世界大百科事典内の文化住宅の言及

【住居】より

… 大正時代になると,一般の住宅の中にも洋風建築が採り入れられるようになる。その一つは,文化住宅と呼ばれた建物で,屋内の居間や食堂,台所などを板床にして,家具も椅子やテーブルを使い,室内の仕上げも西洋風にし,建具も扉を使う。このような西洋間を家の中心に置き,寝室や書斎などは和室の構成にし,西洋間の周辺に配する形式である。…

※「文化住宅」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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