早合点(読み)ハヤガテン

デジタル大辞泉 「早合点」の意味・読み・例文・類語

はや‐がてん【早合点】

[名](スル)よく聞いたり確かめたりしないうちにわかったつもりになること。早のみこみ。はやがってん。「早合点して失敗する」
[類語]早のみ込み早とちり独り合点物分かり聞き分けわきまえわきまえる分別ふんべつ分かり分かる理解知る把握飲み込み承知認識学ぶ了知存知聞知合点了解自覚納得早分かり話せる

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「早合点」の意味・読み・例文・類語

はや‐がてん【早合点】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) よく聞いたり調べたりしないで、わかったつもりになること。十分に確かめないで、かってに承知すること。また、そのさま。はやのみこみ。はやがってん。早算用。はやざとり。
    1. [初出の実例]「風またで散行はなや早合点(はやガテン)〈正章〉」(出典:俳諧・毛吹草(1638)五)
    2. 「こっちが刑事だと早合点をしたのだらう」(出典:吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉九)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android